日系英国人作家カズオ・イシグロが2005年に発表した小説「
キャリー・マリガン主演で映画化され、2011年に日本で封切られた「わたしを離さないで」。映画化の際はマリガンのほかアンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイが出演した。日本では2014年に蜷川幸雄演出、多部未華子主演により舞台化されたことも。
ドラマ化にあたり、物語の舞台はイギリスから日本へ。世間から隔離された施設・陽光学苑でともに育ってきた恭子、友彦、美和が、自分たちはある使命を与えられた“特別な子供”であると教えられ、運命に翻弄されながら生きる意味を模索する姿がサスペンス、ヒューマンドラマ、ロマンスの要素を交えて描き出される。
優しく素直な少女だったが、大人になりあきらめることを覚えた恭子役を演じるのは綾瀬。恭子とともに不器用に希望を追い求める友彦役を三浦が、誰よりも強く愛を求める勝気な美和役を水川が演じる。そのほか学苑の教師・堀江龍子役に
綾瀬はるか コメント
(「わたしを離さないで」を読んで)静かに穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃はとても強くて、それは物語の中で運命に翻弄されていく人たちの思いが響いてくるんだなと思いました。私が演じる恭子はシリアスな役どころで、私自身もとても楽しみにしています。スタッフ、キャストのみなさんと力を合わせて、見応えのあるドラマにしたいと思っていますので、来年1月からの放送、是非ご覧下さい。
三浦春馬 コメント
原作を読み終えたとき、“生きることは常に欲求だ”と伝えられた気がしました。
そしてその欲求は、残酷で生々しく、とても美しいことだと僕は感じました。
そんな世界観を共演者、スタッフの皆さんと支え合いながら作っていきたいです。
この作品を通じ、自分自身、些細な事にも疑問を持ち、悦びを見つけ、今一度生きることについて学びたいと思います。
水川あさみ コメント
台本を読んで、絶望に満ちた話でなかなか感情がザラつき心が重たくなりますが、残酷な中に描かれる希望というものはより一層輝かしく美しく目に映ると思いました。良くも悪くもそれぞれの未来が尊く詰まった内容です。
このドラマは、いまこの時代に当てはまる普遍的なストーリーだと思います。綺麗事ではなく命の尊さや、未来の為に今日を生きる意味、大切なテーマが詰まった、しっかりと皆さんの心に届くドラマにしたいと思います。
カズオ・イシグロ コメント
この物語にあなたの心が動かされ、感動してくれることを願います。結局は、物語を作り、世に出すことで私は一番人を感動させたいのです。私はお互いに自分たちの気持ちを伝え合うことの手伝いをしたいのです。私はこう言いたいのです……私は生きるとはこういうものだと思います、あなたは同じように感じていますか? こういう気持ちをあなたも分かってくれますか?
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