「いかレスラー」「日本以外全部沈没」「地球防衛未亡人」などで知られる
本作は、これまで数々の特撮ものやギャグパロディ作品を生み出してきた河崎が、ユニークな発想から作り上げた特撮映画。主演を「忍風戦隊ハリケンジャー」の
予告編は、国民的特撮テレビ番組「アウターマン」の一場面から始まる。続いて、街にアウターマンそっくりの巨大な宇宙人が実際に出現。実はアウターマンこそ“悪の宇宙人”であり、50年かけて日本の国民を洗脳し、地球を侵略しようとしていたことがわかる。映像には塩谷、古原、戸塚のほか、本作で初めて俳優に挑戦したミュージシャン・
「アウターマン」は、12月5日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開。
河崎実監督 コメント
「ウルトラマン」「仮面ライダー」「戦隊」シリーズに匹敵するような特撮ヒーローものを作りたい。それは、多くの製作者たちが挑戦してきたことです。
ウルトラマンには「ミラーマン」「アイアンキング」、仮面ライダーには「キカイダー」「宇宙刑事」など数多くの類似番組が製作されました。
そしてその主人公のヒーロー俳優も数多く生まれました。しかし彼らには共通の運命がありました。
それは、変身ヒーローの印象が強すぎて、俳優としての活躍に制限が生まれてしまう、ということです。彼らの悩みは深く、悪役を演じたら演じたでリアリティがないと言われてしまったりするわけです。そして、ヒーロー番組の数だけ、ヒーロー俳優も存在するのです。彼らはごく一部の成功した者を除き、引退して店をやったり、サイン会で糊口をしのいだりと、俳優としては不本意な思いをした人が多くいるというのは事実でしょう。
しかし、彼ら単なる俳優が、本当に怪獣たちと戦わなければならないような状況に追い込まれたらどうなるのか?
米国の「ギャラクシー・クエスト」の日本版のような面白さのドラマができるだろう。これが本作の製作の動機です。
現在の日本のTV特撮作品は当然マーチャンダイズありきの番組製作であり、危ういネタもカットの現実の中で、映画ならではの皮肉を言いながらヒーロードラマの本質を描けたら、と思いました。
タイトルの「アウターマン」。これは、外部の・外側の、未知の領域の男、という意味です。かつて60年代の海外テレビ映画で「アウター・リミッツ」という番組がありました。「ウルトラQ」に影響を与えた作品として有名であり、「未知の時間」としておおいにヒットしました。この「アウター」をいただき、新しいヒーロー名としました。
外側の世界の、未知の男。
これは、「アウター・リミッツ」が続いてヒーロー番組になったら、というパラレルワールドであり、私の思うもうひとつの「ウルトラマン」なのです。
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- 「アウターマン」公式サイト
- 「アウターマン」予告編
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