「映画ちびまる子ちゃん」アフレコ、“インド背負った”劇団ひとりがアドリブ連発

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本日11月8日、東京都内のスタジオにて行われた「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」の公開アフレコイベントに、声優キャストの中川大志劇団ひとりパパイヤ鈴木渡辺直美ローラが参加した。

「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」公開アフレコイベントの様子。

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アフレコ中の中川大志。

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テレビアニメシリーズの放送25周年を記念した劇場版「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」は、原作者のさくらももこ自らが脚本を手がけた作品。主人公まる子らと、海外から日本を訪れた子供たちの交流を描き出す。劇中で中川が声を当てるのは、イタリア人の少年アンドレア。そして劇団ひとりがインドから来た少年シン役、パパイヤ鈴木はハワイ出身のネプ役、渡辺はブラジルの少女ジュリア役、ローラは香港から来た少女シンニー役をそれぞれ務めている。

力を込めてシンに声を当てる劇団ひとり(左)と、笑ってしまう渡辺直美(右)。

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アフレコ中のローラ(左)と劇団ひとり(右)。

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まず最初にアフレコが行われたのは全員が参加するティータイムのシーンで、劇団ひとりは控えめなシンの性格に似合わない力の込もった演技を見せる。すると監督の高木淳から「迫力は伝わってきたのですが、もっと不思議な感じを出していただけると……」と注文が入り、劇団ひとりは「インドを背負ってるので。納得行かないなあ」と不満顔に。さらに京都・下鴨神社へのお参りのシーンではローラがいきなりセリフに詰まってしまい、「ごめん今全然違うこと考えてた! 京都のこと考えちゃった」と笑いを起こす。またもや力強い声色で挑んだ劇団ひとりは、シンがたまちゃんの父親から注意される場面で、キャラクターの口が閉じているにもかかわらず「何がだ! ひっこめくそじじい!」とアドリブを炸裂。高木から再度注意を受けるも「シンの気持ちを考えるとこうなんですよ!」とキャラを貫き通したほか、最後のテイクでは突然「うるさいよバカやろう!」とビートたけしのモノマネを繰り出す一幕も。

セリフに詰まってしまい、「全然違うこと考えてた!」と笑うローラ(中央)。

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アフレコ後の取材にて、中川は「涙なしでは観られないというか、最後の外国から来た皆とのお別れのシーンは感動します。アンドレアとまるちゃんの甘酸っぱくて切ない恋模様も描かれているので、いつもの楽しい雰囲気もありますし、新鮮なしっとりとしたテイストもある作品かなと思います」と映画をアピール。劇団ひとりは「国民的なアニメの劇場版となると、肩肘張っちゃうことが多いと思うんですよね。でもあくまで日常の延長線上にあるのが『ちびまる子ちゃん』のよさ。かといっていつもと同じではなく、ちょっと色がついたくらいで。そういうふうになったらいいなと思って作りました」と締めて場をどよめかせ、「あっ、作ってないです! 声入れただけです。でしゃばっちゃってすみません!」と笑いを誘った。

「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」は12月23日より全国ロードショー。

※動画は現在非公開です。

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