「
「図書館戦争 THE LAST MISSION」は、有川浩の小説を実写化した2013年公開作「図書館戦争」の続編。去る10月4日には前作「図書館戦争」が特別編集版で地上波初放送され、5日には同シリーズのスペシャルドラマ「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」がオンエアされるなど、一大プロジェクトとして動いている。初日舞台挨拶は約60倍の倍率をくぐり抜けた約600人の観客が見守った。
岡田、榮倉らが客席中段の上手扉から登場すると劇場内には割れんばかりの歓声が。さらにステージ脇の下手扉から福士と栗山が腕を組みながらゆっくりと登壇。さながら結婚式のバージンロードを歩くような演出だったが、これは8月に右足を複雑骨折したことにより未だ歩行が不自由な栗山のための配慮だった。
まず客席を見渡した岡田は「初日というのはいつもすごくうれしい日でもありますし、その反面緊張もしています。こうして観てくださった皆さんの顔を見てると、満足していただけたのかなと思うので大変うれしく思ってます」と話し、榮倉は「私はこの『図書館戦争』のスタッフさん、キャストの皆さんが大好きです。本当にカッコいいなと尊敬しています。今、最後に監督が出てくる扉が開いたときに、とても感動しました。こんな素晴らしい企画に参加させていただき感謝でいっぱいです」と心境を語る。その後も作品愛やキャスト愛あふれるそれぞれの挨拶が続き、合間に地声で茶々を入れる岡田に、田中が「マイク! マイク使って!」とツッコむ一幕もあった。
完成した作品を一番に鑑賞したのは福士。彼は、岡田演じる堂上篤と榮倉演じる笠原郁の最大の見せ場で大号泣し、岡田や田中にすぐメールで報告したとのこと。それを受けて岡田は、「さっきも僕の横で観てたんですけど、僕が撃たれてるとこで『やめてえー!』って言ってました(笑)。すごく感情移入してくれるんですよね」と告げ口する。一方、榮倉が試写時の思い出について「前作も今回も(岡田と)隣同士なんですよね。隣同士で観なきゃいけなくて、いじめかと思う緊張感で……」と話すと、岡田が「ちょっとそれは聞き捨てならないな」と仁王立ちになり牽制するなど、岡田を中心に終始仲のよさをにじませるキャストたち。
また、今回の映画やスペシャルドラマでは図書隊員たちの恋愛模様も見どころ。田中と土屋、福士と栗山が役同士のカップルの進展について話していると、福士演じる手塚光の兄・手塚慧役で恋愛に絡まない役どころの松坂は「お兄ちゃんとしては穏やかじゃない」とふくれつつも、田中に「手塚(光)の話になると『そうなんだよね、うんうん』ってずーっと笑って頷いてる」と言われていた。そして主演の岡田にも話が振られ、照れる彼は「なんでマイク降ろすんですか!」「恋愛の話になるとすぐ(榮倉に)振るんだよな」と総ツッコミを受ける。「原作の堂上もアニメの堂上ももうちょっとグイグイいくんですよね。それがちょっとねえ……(笑)。『うまくいってこのあとどうするんですか』みたいなこと言われるんですけど……いや相当ハードル高いですよ」と今後の展開に照れを隠しきれず、佐藤からは「次があったらそのへんに食い込んでいきたいな」とリップサービスも飛び出した。
関連記事
岡田准一の映画作品
関連商品
リンク
- 「図書館戦争 THE LAST MISSION」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
rony @rocknrolla_s
福士が栗山を腕組みエスコート、岡田&田中大照れの「図書館戦争」初日 - 映画ナタリー http://t.co/I4h4XxDe8V