本日9月17日、「
本作は、1995年に公開されたバイオレンスアクション「GONIN」のシリーズ第3弾。5人組の強盗による暴力団襲撃事件から19年後を舞台に、五誠会系大越組・若頭の息子らが因縁をめぐる戦いに身を投じていく。
立場は違えど幼い頃からの親友同士を演じた東出と桐谷は、現場では役名で呼び合っていたことを明かす。東出は撮影を振り返り、「気を遣ってしゃべるわけでもなく、初日から幼なじみのような空気感で過ごせました。だからなんでも話せるような気になっていたけど、役から離れたら名前呼ぶのに躊躇しちゃう……」と口ごもった。ここで桐谷が「最近は番宣で一緒にいる時間が長いから、お互いどんな人かわかってきましたよ!」とすかさずフォロー。さらに「相変わらずかわいい! チャーミング! 身長高いだけじゃないぞ?」と唐突に東出の魅力を観客に訴えかけ、柄本から「(身長高いだけなんて)誰も思ってないよ!」というツッコミを受ける羽目に。
そんな柄本は、病気をおして出演した根津甚八との撮影を述懐。「本番中、石井監督が『根津さん! 目、撮ってるよ! お芝居して、根津さん!』って声を荒げたことがあって。すさまじい現場でした」と神妙な面持ちを見せる。しかしそこに石井と根津の特別な関係性が見えたと続け、「今でも頭に焼き付いている光景。その現場を見られたことは宝物だと思います」と話した。
また、かねてより石井作品のファンだったという柄本と安藤は、どの作品にも必ず雨が降るシーンが登場することを指摘する。自身のこだわりについて、石井は「必ず雨の音を聞きながらシナリオを書くんです。違う世界に導いてくれるから」と説明。「役者さんはずぶ濡れで芝居しなきゃいけないから、地が出てくる。だから雨は、カッコ付けた芝居を奪うための仕掛けなんです」と語る石井に、キャスト陣は深く感銘を受けた様子を見せる。最後に石井の思いを受け、東出が「終わったときに衝撃や感動を得られるはずです。どうか先入観を持たずに作品を観てください」と伝えてイベントを締めくくった。
「GONIN サーガ」は9月26日より全国ロードショー。
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- 「GONIN サーガ」公式サイト
- 「GONIN サーガ」本予告編
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東出昌大、桐谷健太ら「GONIN」キャスト、石井隆の“雨の仕掛け”に感銘 - 映画ナタリー http://t.co/MX3UshuK5b