キスをテーマにした矢崎仁司の短編オムニバス公開、過去作上映も

「三月のライオン」の監督・矢崎仁司による短編オムニバス、「××× KISS KISS KISS」が9月5日より東京・K’s cinemaで公開される。

「××× KISS KISS KISS」は、新人脚本家ユニット「チュープロ」から持ち込まれたオリジナル脚本を矢崎が映像化したプロジェクト。キスをテーマにした5本の短編、「儀式」「背後の虚無」「さよならのはじめかた」「いつかの果て果て」「初恋」で構成されている。出演は「ペコロスの母に会いに行く」の松本若菜、「太陽の坐る場所」の柿本光太郎、「プラチナデータ」の中丸新将、「四十九日のレシピ」の荻野友里、「利休にたずねよ」の川野直輝ほか。

なお新宿K’s cinemaでは、本作の公開を記念し「more yazaki movie」と銘打った矢崎監督作の特集上映を行う。ラインナップは「三月のライオン」「ストロベリーショートケイクス」「不倫純愛」「太陽の坐る場所」「花を摘む少女と虫を殺す少女」。「花を摘む少女と虫を殺す少女」は未ソフト化作品なので、ファンはこの貴重な機会を逃さないようにしよう。

矢崎仁司監督 コメント

「ジャンキーでさえヤク代を手に入れるのだから……」ジョナス・メカスの言葉が、ずっと心に刺さっていた。初心に帰ってインディーズ映画を撮ろうと思った。そこに脚本があり、カメラを持った男がいて。俳優たちがいて。そして完成した映画を上映してくれる映画館がある。これで映画を作れないならジャンキー以下だと思った。そして、今まで、俺に可能性のボールを投げ続けてくれたすべての映画に投げキッスを返したいと思った。

「××× KISS KISS KISS」公開記念 more yazaki movie

2015年9月5日（土）～25日（金）東京都 K's cinema
＜上映作品＞
「三月のライオン」
「ストロベリーショートケイクス」
「不倫純愛」
「太陽の坐る場所」
「花を摘む少女と虫を殺す少女」
料金：一般 1500円 / シニア 1000円 / リピーター（期間中の半券提示で）1000円