“黒澤映画の顔”志村喬の軌跡をたどる企画展、台本や香川&三船らとのスナップ紹介

3

61

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 18 17
  • 14 シェア

俳優・志村喬の軌跡をたどる企画展「生誕110年 映画俳優 志村喬」が、明日8月18日から12月23日まで東京・東京国立近代美術館フィルムセンターにて行われる。

志村喬 撮影・濱谷浩(1952年) (c)Keisuke Katano / Estate of Hiroshi Hamaya, Oiso

志村喬 撮影・濱谷浩(1952年) (c)Keisuke Katano / Estate of Hiroshi Hamaya, Oiso

大きなサイズで見る(全9件)

「七人の侍」(1954年)志村喬使用台本

「七人の侍」(1954年)志村喬使用台本[拡大]

1905年、兵庫県に生まれた志村は、学生時代から演劇活動にのめり込み、1934年に新興キネマ京都撮影所に入社。伊丹万作の「忠次売出す」、溝口健二の「浪華悲歌」などに出演し頭角を現す。1943年、東宝に入社。黒澤明の監督デビュー作「姿三四郎」で老柔術家に扮した後、黒澤が手がけた全30作品のうち20本以上にキャスティングされる。1982年に逝去するまでに400本を超える作品に出演を果たした。

「ベルリン国際映画祭参加 ブランデンブルク門にて 香川京子、三船敏郎と」(1961年)

「ベルリン国際映画祭参加 ブランデンブルク門にて 香川京子、三船敏郎と」(1961年)[拡大]

2010年に同館に寄贈された志村の旧蔵コレクションを、本格的に公開する初の機会となる本企画展。「第1章 演劇青年から時代劇俳優へ」「第2章 黒澤明との歳月」「第3章 日本映画の《顔》として」「第4章 素顔の志村喬」と題された4章に分けられており、香川京子、三船敏郎らと一緒に写ったスナップ写真や出演作「七人の侍」の使用台本、直筆の原稿など200点以上の展示品を通し志村の歩みを追う。

展示期間中には関連上映も開催。第4回ベルリン国際映画祭でベルリン市政府特別賞に輝いた主演作「生きる」、古生物学者に扮した「ゴジラ」など計15作品を紹介する。

生誕110年 映画俳優 志村喬

2015年8月18日(火)~12月23日(水・祝)東京都 東京国立近代美術館フィルムセンター
休館日:月曜日、9月8日(火)~11日(金)、25日(金)、29日(火)~10月1日(木)、13日(火)~15日(木)、20日(火)~22日(木)、11月10日(火)~12日(木)、17日(火)~20日(金)
開館時間 11:00~18:30 ※入場は18:00まで
料金:一般 210円 / 大学生、シニア 70円 / 高校生以下無料

関連上映

2015年9月26日(土)、27日(日)、10月2日(金)~4日(日)、10月16日(金)、18日(日)、11月13日(金)~15日(日)
<上映作品>
「生きる」
「ゴジラ」
「赤西蠣太」
「鴛鴦歌合戦」
「右門捕物帖 拾萬両秘聞」
「酔いどれ天使」
「野良犬」
「醜聞(スキャンダル)」
「七人の侍」
「男ありて」
「どたんば」
「総会屋錦城 勝負師とその娘」
「砂糖菓子が壊れるとき」
「男はつらいよ 寅次郎恋歌」
「お吟さま」
料金:一般 520円 / 高校生、大学生、シニア 310円 / 小・中学生 100円
※障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料

この記事の画像(全9件)

読者の反応

  • 3

museumnews jp @museumnews_jp

“黒澤映画の顔”志村喬の軌跡をたどる企画展、台本や香川&三船らとのスナップ紹介 - ナタリー http://t.co/drFr80Z1nL 2010年に同館に寄贈された志村の旧蔵コレクションを、本格的に公開する初の機会となる本企画展。「第1章 演劇青年から時代劇俳優へ」「第…

コメントを読む(3件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 志村喬 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。