吉田羊「心が叫びたがってるんだ。」でアニメ声優初挑戦、水瀬いのりと共演

9月19日に封切られる劇場版アニメーション「心が叫びたがってるんだ。」で、女優の吉田羊がアニメ声優に初挑戦。主人公の母親・成瀬泉を演じることが明らかになった。

「心が叫びたがってるんだ。」は、監督の長井龍雪、脚本の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀が「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」に続き再集結したオリジナルアニメーション。秩父を舞台にした青春群像劇で、幼少期のある出来事をきっかけに言葉を封印された女子高生・成瀬順が、クラスメートの坂上拓実、仁藤菜月、田崎大樹らとのミュージカル制作を通し“本当の気持ち”と向き合っていく。

吉田演じる泉は、何気なく発した言葉によって家族がバラバラとなり、大きなトラウマを抱え込んでしまった順をもどかしく思い、心配しながらもつらく当たってしまう人物。 監督の長井は「『ここさけ』は心の奥底に秘めた想いを伝えたいと思っている人々の物語で、“言葉”というものが重要なキーワードになっています。そして泉は、我が子に言葉で傷つけられ、そして言葉で我が子を傷つけてしまうというとても難しい役です」と説明する。また「かねてより吉田さんのお芝居を拝見していて、非常に言葉を大切にされている方だなと感じておりました。吉田さんが、泉という役をどんなふうに演じるのか見てみたいと思い、今回オファーさせていただきました」と起用理由を明かす。

吉田はアフレコを振り返り「すごく難しかったです！ もちろんまた機会をいただければ、挑戦したいと思いますが、今回、順役の水瀬さんと掛け合いをやらせていただいて、やはりプロの声優さんというのはすごいなと感じました」と共演者の水瀬いのりを絶賛。初のアニメ出演について「『あの花』のスタッフが再びタッグを組み作られる作品ということで、これは間違いなく、再び全国を温かい涙で包む名作になるではないかと思いました。そういう作品の“住人”として起用していただいて感謝しております」と喜びを語っている。