伊藤計劃原作「屍者の帝国」主人公に細谷佳正、村瀬歩＆花澤香菜らも出演

10月2日に封切られる「屍者の帝国」のキャストが発表され、主人公のジョン・H・ワトソンを細谷佳正、ワトソンのパートナーで屍者のフライデーを村瀬歩、謎の美女ハダリー・リリスを花澤香菜が演じることが明らかになった。

「ハル」の牧原亮太郎が監督を務める「屍者の帝国」は、34歳で夭折したSF作家・伊藤計劃の3つの小説を劇場アニメ化する企画「Project Itoh」の第1弾。“死者蘇生技術”が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末を舞台に、亡くなった親友フライデーの魂を取り戻すため世界を駆けめぐる医学生ワトソンの姿を追う。ワトソンが旅の途中で出会う多彩な登場人物を楠大典、三木眞一郎、山下大輝、大塚明夫、菅生隆之らが演じている。

細谷は自身が演じたキャラクターに対して「ワトソンは亡くなった親友の魂と人格を取り戻すため『ヴィクターの手記』を探す旅に出るのですが、その中で、自分の成そうとしている事に対して葛藤しながら進んでいくキャラクターです」と説明。また「通常はアニメのアフレコは、本番のアフレコのみですが、今回の現場ではプレアフレコから参加したので、 本番のアフレコの際にプレアフレコより良いものを出さなければ、と気合を入れて臨みました」と同作に対する意気込みを明かす。

10月2日より「屍者の帝国」、11月13日より「虐殺器官」、12月4日より「ハーモニー」が公開される「Project Itoh」。フジテレビの深夜アニメ枠ノイタミナの放送開始10周年を記念して始動した映画プロジェクト、ノイタミナムービーの第2弾にあたり、３作品すべての主題歌をEGOISTが担当する。