爆走中の「マッドマックス」、ジャンキーXLによるサントラで迫力を体感

全国で上映されている「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の国内盤サウンドトラックが、6月24日に発売された。

サウンドを手がけたのはジャンキーXLの名で知られるオランダ出身のアーティスト、トム・ホーケンバーグ。1990年代よりソロ・プロジェクトとして活動を始め、これまで作曲家ハンス・ジマーのもとで「インセプション」「ダークナイト」「マン・オブ・スティール」といった作品に関わってきた。

「マッドマックス」にはエンジンなどの効果音のみで充分だという考えであった監督のジョージ・ミラーは、2014年公開作「300＜スリーハンドレッド＞～帝国の進撃～」でジャンキーXLが手がけたスコアに圧倒されて意見が変わったという。

ミラーとホーケンバーグの綿密なやり取りから生まれたサウンドは、「マッドマックス」の世界を思い起こさせる重厚な仕上がりに。ニューヨーク出身のロックバンド、ヤー・ヤー・ヤーズのギタリストであるニック・ジナーも参加し、スピード感に拍車をかけている。

「マッドマックス」「マッドマックス2」ではブライアン・メイ、続く「マッドマックス サンダードーム」ではモーリス・ジャールが音楽によって作品にエネルギーをもたらしてきた同シリーズ。新たな息を吹き込む新世代の“マッドマックスサウンド”を、サウンドトラックでも体感してみては。

ジャンキーXL「マッドマックス 怒りのデス・ロード オリジナルサウンドトラック」収録曲

01. サバイブ
02. エスケイプ
03. イモータンズ・シタデル
04. ブラッド・バッグ
05. スパイキー・カーズ
06. ストーム・イズ・カミング
07. ウィ・アー・ノット・シング
08. ウォーター
09. ザ・リグ
10. ブラザーズ・イン・アームズ
11. ザ・ボグ
12. リデンプション
13. メニー・マザーズ
14. クロー・トラックス
15. チャプター・ドゥーフ
16. マイ・ネーム・イズ・マックス（エクステンデッド・ヴァージョン）
17. レット・ゼム・アップ