舞台「NARUTO」2.5次元専用劇場で明日開幕！光や映像にこだわった演出も

岸本斉史原作による舞台「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」が、明日3月21日よりAiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕する。先駆けて本日3月20日、マスコミ向けのシーン実演と囲み取材が行われた。

お披露目されたのは、オープニングと殺陣のシーン。LEDを取り付けた衣装で影分身の術を表現したり、プロジェクションマッピングを利用したりと、光と映像にこだわった演出が見どころだ。またバトルシーンではトランポリンを使用し、迫力ある激しいアクションが展開されていた。

囲み取材には、うずまきナルト役の松岡広大、うちはサスケ役の佐藤流司、春野サクラ役の伊藤優衣、我愛羅役の須賀健太、そして脚本・演出の児玉明子が登場。松岡は「日本だけではなく世界中で愛されている作品の主演ということで、不安や緊張はありますが、自分たちもファンの人以上に愛を持ってこの作品に携わっていけたらなと思います」と、佐藤は「ライブスペクタクルとはどういうものかを、お客さんに肌で感じてもらいたい」と意気込みを見せる。

続けて小学生の頃から「NARUTO」が大好きだったという須賀は「個人的には、このひょうたんを壊すことなく千秋楽まで迎えられるようにがんばりたいと思います（笑）」と、背中に背負っているひょうたんについて言及。演出の児玉は「トランポリンなども使ってますが、まだまだいろんな演出がありますので、ぜひ劇場に来ていただいて全部見てください」と期待を煽る。

「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」では、原作の1巻から27巻の物語を展開。児玉は「長いストーリーを2時間強の舞台にするのは非常に難しいことなので、一部バッサリカットしているところもあります。ただ『NARUTO』ってひとつの一貫したテーマが流れているので、そこを貫けばひとつの舞台にできるかなと思い、まとめてみました」とコメント。また「岸本先生にはビジュアル解禁の際に非常に喜んでいただいた」とを明かすと、それを受け伊藤も「ジャンプにも『配役がバッチリ』ってコメントを載せてくれましたよね」とうれしそうに語った。

さらに伊藤は「私は小さい頃からサクラちゃんと同じでおでこが広いのがコンプレックスだったんですけど、でもこの役をできることになって、おでこが広くてよかったなと思いました」とビジュアルの共通点について述べると、須賀も「僕もおでこ広くてよかったなと思いました」と、額に書かれた「愛」の文字を指差し共感していた。

AiiA 2.5 Theater Tokyoは明日より2.5次元ミュージカル専用劇場としてオープン。「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」はその第1弾公演となる。日本2.5次元ミュージカル協会代表理事・松田誠氏は、「2.5次元ミュージカルを海外に輸出していくことが目的」と意気込みを見せた。外国人向けに字幕がレンズ上に表示されるメガネも導入され、英語、中国語、韓国語、フランス語の4カ国語に対応。文字の大きさや位置も変更可能なので、舞台に合わせ自由にカスタマイズすることができる。なお「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」は日本での公演を終えた後、マカオ、マレーシア、シンガポールでの上演も予定している。