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佐藤流司、2.5次元は「達成感が半端ない」劇場都市渋谷シンポにネルケ代表と登場

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写真左より松田誠、佐藤流司。

写真左より松田誠、佐藤流司。

本日11月9日、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて渋谷区観光協会シンポジウム2015「劇場都市渋谷」が開催された。

渋谷区観光協会主催のもと、渋谷の持つエンタテインメント性について認知をより深めるべく、実際に渋谷の地でエンタメ発信に携わるさまざまな立場のパネリストが集ったこのシンポジウム。パネリストとして日本2.5次元ミュージカル協会代表理事、ネルケプランニング代表取締役を務める松田誠のほか、「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」やミュージカル「刀剣乱舞」など、数々の2.5次元ミュージカルで活躍する俳優の佐藤流司もゲストとして登壇した。

松田はまずAiiA 2.5 Theater Tokyoや、同劇場にて貸し出している多言語に対応した字幕メガネについて紹介するとともに、そもそも2.5次元ミュージカルとは何かをレクチャーする。そして「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」や、昨日同劇場で幕を下ろしたばかりのミュージカル「刀剣乱舞」トライアル公演の様子を映像で紹介。松田の「実際に2.5次元をやってみてどうなんですか?」という問いに佐藤は、「松田さんはいつも『エンタテイメントとしてお客さんに元気になって帰ってもらう』とおっしゃいますけど、本当にそうだなと。ストレートプレイの、完全に3次元のお芝居とは違って、キャラクターがあってそこに役者が入り込むといいますか。やってる側の達成感も半端じゃないですし、観ているお客さんも楽しんで帰ってくれている実感が、目に見えてあるのが面白いと思います」と語る。

渋谷区を訪れる外国人観光客は非常に増えており、各劇場の多言語対応についても現状が紹介された。2.5次元ミュージカル鑑賞を目的に海外からやってくる客は多いが、チケットが海外からでは手に入れづらいという課題も。渋谷区観光協会のスタッフは「チケットが売り切れで先日の『刀剣乱舞』の公演を見られなかった海外からのお客様が、『来年の本公演に来るから』とフライヤーを持って帰った。フライヤーが日本のお土産になっているようです」と実体験を語ると、松田も「『セーラームーン』のチラシをとっておいてくれ。でも指紋はいっさいつけないでくれ、という要望をもらったこともありましたね」と回想する。そして「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」で海外公演も経験した佐藤は、自身のTwitterに「日本語じゃないコメントを半分くらいいただきます」と、海外のファンからも注目を浴びている実感を口にした。

そして「ここに発信基地があるのは大きい」と松田がAiiA 2.5 Theater Tokyoの存在意義を語ると、今年同劇場への出演が相次いだ佐藤は「自分はずっとここでやらせてもらっている。なんだったら東京は今年ここでしかやってないんじゃないかと」と感慨深げ。もっと街に滞在してもらう時間を長くし、街を活性化させていきたいという議題では、観劇前後の観客の行動について、松田が「『テニスの王子様』の後はお客さん観終わった後テンション上がっちゃって、渋谷のカラオケボックスに直行して歌ってる人も多かったらしいです。観る前後も含めてイベントとして楽しんでくれているんだと思います」と紹介。そしてAiiA 2.5 Theaterへの道中にある飲食店を引き合いに出し「あのメロンパンアイス、流司食べたかな」と尋ねれば、佐藤は「いつも食べてます!」と即答し、「家を出て、家に着くまでが観劇ですよね!」と名言を残した。

このほかシンポジウムではコーディネーターを東京藝術大学大学院映像研究科教授の岡本美津子が務め、株式会社東急文化村シアターオーブ事業部長の海野緑、株式会社パルコエンタテイメント事業部劇場担当部長の佐藤玄、新国立劇場運営財団常務理事の中島豊がパネリストとして出席。将来の人材を育成するためのシアターオーブによるスタッフ・キャスト交流会の取り組みや、各劇場の多言語対応の状況など、現状が語られた。PARCO劇場は来夏に一旦クローズし、渋谷パルコの建て替えとともに、ひと回り大きな劇場になって帰ってくるとのこと。12月に詳細が発表される予定だという。

最後にシンポジウム全体を振り返り、松田は「もともと渋谷ってエンタテインメントの街だと思っていて、渋谷という街全体が劇場なんじゃないかと。アドトラックって渋谷が一番多いと思うんですけど、あれもワクワクしますよね。AiiAとしては2.5次元の聖地となって今後も発信していけるようがんばっていきたい」と意気込む。また佐藤は「もっとグローバルに、世界中に2.5次元作品を発信していけるように、ここでがんばり続けていかなければと思いました」と決意を新たにした。

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