今年3月より東京、福岡、大阪、宮城と国内を回り、マレーシア、シンガポール、マカオと海外公演も果たした「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』。再現度の高いキャラクタービジュアルをはじめ、映像とギミックを駆使した演出や、トランポリンを使ったアクションなどで好評を博した。
全62公演を終えて、7月にはDVDが発売。WOWOWライブでは、5月10日にAiiA 2.5 Theater Tokyoにて行われた東京凱旋公演の大千秋楽が、DVD版とは異なるライブビューイング再編集版でオンエアされる。ハイビジョン画質での放送となるので、未見の人はもちろんのこと、DVDを持っているファンも見逃せない。また番組内では、うずまきナルト役の
インタビュー収録時に行われた囲み取材には、松岡、佐藤、伊藤の3名が回答。演じる上で苦労した点について、松岡は「ナルトのまっすぐさや男らしい泥臭さをどう演じれるか」を意識し、「自分の今までのイメージを裏切ろうと徹底した」と語る。また佐藤は「2時間半という短い時間の中で、27巻までのうちはサスケの心の移り変わりをどう表現するか」、第七班で紅一点だった伊藤は「男性の方がたくさんいる中で、サクラが第七班の中で唯一の女性としてがんばる意味」を考えていたと振り返った。
ミュージカル「テニスの王子様」で同じ四天宝寺のメンバーを演じていた松岡と佐藤。松岡は「流司くんとは前の舞台(テニミュ)で2年くらい一緒だったけど、(当時は)あんまり話さなかった」と思い返しながらも、「話してはいなかったけど当時からお互いのことは見ていたので、(今回一緒になって)やりやすかった」と、「NARUTO-ナルト-」の舞台を通して関係性が少し変化したことを明かす。また初めての座長という立場の重みからスランプに陥ったことを語り「流司くんに怒られたこともあった」とエピソードを話した。これに対し佐藤は松岡について「最初会った頃なんて超クソガキだった(笑)」と笑いながら、「でもホントに大人になったと思う。ちゃんと周りが見えるようになった」と、彼の成長を語る。
舞台裏での雰囲気について、松岡は「プライベートだと流司くんがふざけます」ときっぱり。佐藤は「いやいや、そんなことないでしょ」と反論しつつも、「サスケっていうキャラクターを演じると反動がでかいんです。舞台上で、みんなと比べてセリフもあんまり多くないし、(舞台裏では)しゃべりたくなっちゃうときもありました」と、最終的には認めた様子。さらには「毎日舞台で怒りを爆発させてたら、プライベートが穏やかになりました」と笑った。また伊藤は「広大はまとめ役だよね。(話してても)最後片付ける役」と話すと、「みんなデストロイヤーだから(笑)」と苦笑を浮かべた。
「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」は松岡、佐藤、伊藤のほか、我愛羅役の須賀健太や、はたけカカシ役の君沢ユウキらが出演。物語は原作の1巻から27巻まで、ナルトとサスケが終末の谷で戦うまでが描かれている。
関連する特集・インタビュー
WOWOWライブ「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」
2015年10月16日(金)21:30~
関連記事
岸本斉史のほかの記事
リンク
- “今”話題の2.5次元舞台をお届け!|ステージ|WOWOW
- ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
伊勢むく(雑誌の漫画家) @mukuise
舞台「NARUTO」今夜WOWOWで放送!ライビュ再編集版をハイビジョンで - コミックナタリー http://t.co/hK6dKDkkaz