トニー賞コンサート、井上芳雄がケリー＆マシューとのデュエット希望曲語る

2017年3月18日に東京・東京国際フォーラム ホールAにて行われる「トニー賞 コンサート in TOKYO」出演にあたって、井上芳雄がインタビューに応じた。

2013年からトニー賞授賞式の模様を生中継しているWOWOWにおいて、番組のスペシャルサポーターを務めている井上。「自分とトニー賞に接点ができるとは思っていなかったです。トニー賞の舞台でパフォーマンスをしたり、受賞できたらどれだけ感動するのだろうと想像してきましたが、そうした経験を持つ方々と一緒にコンサートができる機会が来るなんて！」と出演の喜びと興奮を語る。

コンサートで取り組んでみたいことはすでに頭の中にあるようで、「ケリー・オハラさん、マシュー・モリソンさんという素晴らしい方々とご一緒できますし、トニー賞公認のコンサートなので、その雰囲気を少しでも感じてもらいたいですね。例えば僕は毎年授賞式のパロディを盛り込んだオープニングが楽しみなのですが、これをコンサートでも取り入れてみるとか」とアイディアを口にする。

さらに「最近日本で公演した『キンキーブーツ』を入れたら盛り上がりそうですね。日本発の『李香蘭』や『ベルサイユのばら』といったミュージカルナンバー、そしてもはや日本のミュージカルと言ってもいいくらいの『エリザベート』も」と具体例も欠かさない。またケリー・オハラとはロジャース＆ハマースタインが手がけた「王様と私」などクラシカルな作品を、マシュー・モリソンとは彼の主演作「ファインディング・ネバーランド」のナンバーをデュエットしたいと希望を述べる。

かねてから「“日本のトニー賞”を作りたい」と公言している井上は「映像など、僕たちミュージカル俳優の活動する場所が広がっていますし、“ミュージカル”というワードが一般に広まってきているのも感じています。あとは大きなムーブメントが来るだけ。それには起爆剤が必要だと思います。今回のコンサートがそうなればいいですね」と語った。

出演に際しては「ブロードウェイのお2人と並んでステージに立った時、『意外とやるね、日本人の井上も』となるのか『やっぱり世界はすごいな』となるのか今はわかりませんが、一緒に楽しんで表現したときに得るものがが確実にあると思うので、僕としてはそれを楽しみたいです」と期待を述べ、「お客様には本場ブロードウェイや音楽の素晴らしさを知ってもらいたい。他のコンサートと一線を画した見たことのないものになると思うので、楽しみにしていてください」と意気込み、インタビューを終えた。

「トニー賞 コンサート in TOKYO」は、ミュージカル界で活躍する日米の俳優が、トニー賞を受賞した歴代のミュージカル作品のナンバーを披露するもの。毎年トニー賞授賞式の模様を生中継しているWOWOWの開局25周年記念として、日本で初めて開催される。チケットは本日10月11日12:00より、WOWOWオンラインおよび井上芳雄ファンクラブの会員限定で先行予約受付が開始となった。一般発売は11月19日。