2024年に放送された同作は、浅田次郎の長編小説をもとに日本の美しい原風景を描くミステリアスファンタジー。孤独を抱える3人の男女が、“同じ母”が待つ岩手・遠野に“里帰り”するさまを描く。
仕事人間の松永徹に中井が扮し、総合病院に勤務する医師・古賀夏生を
地上波での放送決定に際し、浅田、中井、松嶋、佐々木、宮本からコメントが到着。中井は「1カ月間、岩手県遠野市で撮影した際、人々の温かさに触れ、『故郷』とは場所でなく『人』であり、土地に帰るのではなく、人に帰るのだと感じました。年齢を重ね、ある企業体のトップに立った男の、孤独からの『故郷』探し。自分探しの旅を、ご覧頂けたら‥と思います」と呼びかけている。
特集ドラマ「母の待つ里」
NHK総合 2025年8月30日(土)スタート 毎週土曜 22:00~22:45(再放送 毎週火曜 24:35~25:20)
※全4話
浅田次郎(原作者)コメント
この物語の舞台は架空の村である。しかし「遠野物語」をモチーフにしているから、岩手県遠野がロケ地に選ばれたことに偶然はない。
撮影現場に原作者が顔を出すのは迷惑であろうと思ったが、遠野での長期ロケと聞いて矢も楯もたまらず足を向けた。折しも花の季節であった。春の遅い遠野には、桜も辛夷(こぶし)も菜の花もいっぺんに咲いていた。その美しい村で、美しい人々の織りなすドラマができ上がった。
ふるさとを、あなたに。
中井貴一 コメント
以前から浅田作品が好きで、映像化された作品を何本かご一緒させていただきました。この作品もぜひやらせていただきたいと思っていたら、お声がけをいただき実現しました。
そして1カ月間、岩手県遠野市で撮影した際、人々の温かさに触れ、「故郷」とは場所でなく「人」であり、土地に帰るのではなく、人に帰るのだと感じました。
年齢を重ね、ある企業体のトップに立った男の、孤独からの「故郷」探し。自分探しの旅を、ご覧頂けたら‥と思います。
松嶋菜々子 コメント
浅田次郎先生の作品は、学生時代から親しみをもっておりました。
岩手県の遠野は、時間をかけながら流れ、まるで本当の故郷のように感じられる場所でした。
その遠野で過ごした1ヶ月は大変貴重な時間となりました。
私が演じる夏生が、母に対して自分の感情をどう考えて自分の中で消化させていくのか。自分にとっての「故郷」とは何か。
皆さんにも考えていただける時間になるかと思います。
そして、遠野の古き良き街並みもお楽しみください。
佐々木蔵之介 コメント
地上波での放送、とても嬉しく思います。
すべての人の心にある「母」。
この作品にはなんとも懐かしく、優しく、あたたかな「母」がど真ん中に座しています。
その愛に、思い切り甘えて、演じられて幸せでした。
「母の待つ里」に、皆さまと一緒に旅が出来れば!
是非、お楽しみにお待ちください。
宮本信子 コメント
遠野から又呼ばれました!
不思議なご縁!
「母の待つ里」のオファーをいただいた時の気持ちです。
どっしりと見ごたえのあるドラマで、演じ甲斐のある役!
「ちよ」さんはどんな人なのか…、考えて、想像して、表現する。
私は人物に魂を入れたい。
現場に入ったら「ちよ」の人生を楽しみ、自由に開放して役を生きたい。
そう思っておりました!
遠野でのロケは私にとって、とても幸せな時間でした。
多くの方々にお世話になりました…。
本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます!
皆様、是非ご覧下さい。
中井貴一の映画作品
リンク
岩崎和夫 @iwachan102
このドラマ、とても面白いし、一見の価値ありです。この頃の民放ドラマはほとんどダメですが、NHKさん頑張ってます。
中井貴一主演「母の待つ里」NHK総合で放送、松嶋菜々子・佐々木蔵之介・宮本信子も出演(コメントあり) https://t.co/v0EBlpcA6h