話題ロック映画イベントにPUFFY､少年ナイフら登場

この夏話題の映画「テネイシャスD 運命のピックをさがせ！」の公開記念イベントが、本日7月13日に都内にて開催された。

「テネイシャスD 運命のピックをさがせ！」は、大ヒット作「スクール・オブ・ロック」で知られるジャック・ブラックが盟友カイル・ガスと結成した実在のバンド、テネイシャスDによる爆笑必至のロックアドベンチャー作品。ベン・スティラー、ティム・ロビンスといった名優たちと共演しているほか、ロニー・ジェイムス・ディオやデイヴ・グロール（FOO FIGHTERS）がゲスト出演しており、ロックファンの間で早くも大きな話題を集めている。

会場には、抽選で選ばれた300人のロック・ファンが集結。この日は「ロックTシャツ」といういかにもなドレス・コードが設定され、さまざまなアーティストのTシャツが会場を埋め尽くしていた。

イベントは、映画を3パートに分け上映。その合間にゲストアーティストによるライブパフォーマンスやトークショーが行われ、終始飽きさせない内容となった。まずはジョージ・ウィリアムス、ブライアン・バートンルイス、井出大介など5人のMCが登場。場の空気を盛り上げ、そのまま映画のパート1が上映された。

約30分にわたる映画序盤戦が終了すると、本日1組目のライブゲストLAZY guns BRISKYが登場。平均年齢19.5歳とは思えないほどに、ルーズでタイトなロックンロールを聴かせ、終盤でギターアンプが倒れるというハプニングがあったものの、それに動じることなく最後まで白熱のパフォーマンスで会場を盛り上げた。

再び映画の第2部がスタートすると、フロアは終始爆笑の嵐。劇中歌やギャグに対するお客のリアクションも、ロックのライブとなんら変わらぬものだった。

第2部の上映が終了すると、続いて登場したのは少年ナイフ。先日東名阪ツアーを終えたばかりの3人は、いつもどおりポップでキャッチーなナンバーを次々と披露した。また、「テネイシャスD～」にデイヴ・グロールが出演していることから、トークコーナーではNIRVANAとの海外ツアーの話題も飛び出し、興味深く話を聞くファンの姿が印象的だった。そして最後に、8月からレコーディングを開始し、11月頃にアルバムを発表することがNAOKO（G,Vo）の口から告げられると、会場からは大歓声が巻き起こった。

映画はいよいよ最終章に突入。最後まで笑いの絶えない抱腹絶倒のストーリーに大きな拍手が贈られた。上映が終わると、今度はPUFFYの2人がステージに登場。ブライアンが聞き手となり、映画の感想や今後の予定などを大貫亜美＆吉村由美の口から聞くことができた。

映画ではジャック＆カイルの友情について描かれたシーンがあったが、これにちなんでブライアンは「PUFFYはひとつのものを2人で取り合いになったらどうする？」と質問。由美は「いつもジャンケンで決めてます」と答え、相変わらずの仲の良さをアピールした。また、8月6日にリリースされるニューシングル「マイストーリー」について、亜美は「ストレートなラブソング。ここまでストレートな歌詞は、PUFFY史上初じゃないかな」とコメント。先日全国ツアーが終わったばかりの2人だが、この後は夏フェスやイベントへの出演、そしてニューアルバムのレコーディングで夏休みが取れないという。

この後、映画のグッズやPUFFYグッズ、そしてギターなどが当たる抽選会も実施。そしてフィナーレではこの日ステージに立ったアーティストたちが一堂に会し、大きな拍手に包まれて3時間にわたるイベントは終了した。