渋沢葉、緊張の初ワンマンライブで新曲たっぷり熱唱

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渋沢葉が12月11日に東京・代官山UNITにて初のワンマンライブを開催した。

「花はここに咲いています」リリース記念ワンマンライブの様子。 (撮影:橋本塁)

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「花はここに咲いています」リリース記念ワンマンライブの様子。 (撮影:橋本塁)

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渋沢葉 (撮影:橋本塁)

渋沢葉 (撮影:橋本塁)

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この日の公演は11月にリリースされた2ndミニアルバム「花はここに咲いています」の発売を記念して行われたもの。渋沢はバンドを従えてステージに立ち、最新作からの楽曲や未発表の新曲4曲を織り交ぜた濃密なセットリストでライブを行った。

ライブは渋沢の怒気のはらんだ声が印象的な「ARE YOU PANPI?」からスタート。初のワンマンということで最初は少し緊張していた様子の彼女だが、徐々に感情を解放していく。不穏なギターノイズから始まる「世俗的狡智」では、巻き舌を使った挑発的な歌声で、その強烈な存在感をオーディエンスに刻み付けた。

激しい歌声を披露する一方で、MCになると消え入りそうなほど小声になる渋沢。彼女がたどたどしい口調で「今日は初めてのワンマンにお越しいただきありがとうございます」と口にすると、フロアから温かな拍手が起こった。

前半は「サイドバック」「EGOTISM」といった新曲を含め攻撃的なナンバーが続いたが、中盤はしっとりとしたバラードが落ち着いた空気を作り出す流れに。「set me free」ではバンドのジャジーなアンサンブルで魅せ、「ピアニッシモ」では物憂げな歌声でオーディエンスを酔わせていく。そして「祈り」で渋沢はマイクを両手で包み込み、言葉を一つひとつ噛み締めるように歌い上げた。

ライブ後半は再び躍動的なナンバーが連発され、ダンサブルなリズムをフィーチャーした新曲「本当だって言って」や、赤く染まったステージにエキセントリックな声が炸裂した「破壊BOSSジャム聖飢魔IIメイク」がフロアに熱狂を呼んだ。最後に「ダーリン」を歌い上げた渋沢は、はにかみながらバンドメンバーを見ると、少し安堵した表情で小さくお辞儀をした。

アンコールを求める拍手に呼ばれ、再びステージに戻ってきた渋沢は新曲「センターセンス」を弾き語りで披露。スポットライトを浴びながら、繊細で柔らかな歌声を響かせた。70分というコンパクトなステージの中で、さまざまな表情で観客を魅せた渋沢。年末には「COUNTDOWN JAPAN 12/13」に初出演し、怒濤の1年を締めくくる。

渋沢葉「花はここに咲いています」リリース記念ワンマンライブ
2012年12月11日@東京都 代官山UNIT セットリスト

01. ARE YOU PANPI?
02. 世俗的狡智
03. 輪生
04. サイドバック
05. ベートベン
06. EGOTISM
07. ダメゼッタイ
08. set me free
09. ピアニッシモ
10. 悪魔再生
11. 祈り
12. 本当だって言って
13. 破壊BOSSジャム聖飢魔IIメイク
14. ダーリン
<アンコール>
15. センターセンス

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