Lienelがニューシングル「Melty flowers」を4月24日にリリースした。
2023年11月発売の「kimito」以来、通算3枚目のシングルとなる今作。表題曲の「Melty flowers」はセクシーかつ攻撃的な“ディスコファンクロック”ナンバーで、メンバーはちょいワルな柄スーツに身を包み、強気な恋の駆け引きを歌い上げる。
リリースに際し、音楽ナタリーではLienelの6人にインタビュー。シングル収録曲の話題はもちろん、グループ結成から丸1年を迎えようとしているLienelの今やメンバーの絆について語ってもらった。
取材・文 / 三橋あずみ撮影 / 藤記美帆
「どうやったら楽しんでもらえるか」をみんなで考えている
──昨年の4月29日に結成され、翌30日に1stシングル「LOVE Communication」をリリースしたLienel。3rdシングルが4月24日リリースなので、活動がスタートして約1年が経ったことになります。
高岡ミロ いろんなことあったね。
森田璃空 本当にいろんなことあった。でも、まだ1年!っていう感じがする。
近藤駿太 僕、1年経ってほしくないんですよ。
──それはなぜ?
近藤 ずっと新人でいたいというか。僕、末っ子気質なので(笑)。
──なるほど(笑)。この1年を振り返ってみていかがですか? ぱっと思い浮かぶ思い出などはありますか?
近藤 思い出は本当にいっぱいあるから迷うけど……僕は初めての飛行機移動かな。超特急さんのライブのオープニングアクトで僕の地元の札幌に行ったんですけど、初めてみんなで飛行機に乗ったんです。それはマジでうれしかったですね。僕は実家に帰ったんですが、ほかのメンバーはラーメンを食べて帰るからと、ミロにオススメのお店を聞かれたんです。だから僕、すごい真剣に悩んでオススメしたのに……あとで聞いたら「海鮮丼にした」って。
一同 あはははは!
森田 海鮮丼がおいしそうに見えたんだよね(笑)。
近藤 一生懸命考えたのに!(笑)
高桑真之 僕はやっぱり、デビューの日のパシフィコ横浜のステージが一番記憶に残っています。ものすごく緊張したし、初めてのことばかりで大変だったから(参照:EBiDANの新グループ・Lienelデビュー決定、明日1stシングルを配信リリース)。
武田創世 僕は「EBiDAN THE LIVE」です。初めての「エビライ」参加で、めちゃめちゃ緊張していたのもあるし、先輩に囲まれる環境でみんなガチガチに緊張していたのがすごく思い出に残っています。代々木第一体育館の、あのすごく大きなステージで歌えたことも印象深いし……あと僕、全体曲の「前略、道の上より」で一瞬だけ前に出て歌う場面があって。そのときのことも忘れられないです。
──Lienelとして、特にグループの成長につながったなという出来事はありますか?
森田 僕は合宿かな。デビュー前と夏、合わせて2回合宿をしたんですけど、そこでメンバーといろんなことを話して、お互いに言いたいことを言える関係になったんじゃないかなって。
高岡 あとはリリースイベントもそうだよね。全国各地でリリイベをやって、いろんなステージに立たせてもらって。中には180°をお客さんに囲まれたステージもあったりして、会場ごとで「どうやったら楽しんでもらえるか」をみんなで考えているから。全員でそういった意識を持てたことも大きいと思います。
これは生粋のかわいさだよ?
──皆さんが同じ時間を共有して1年。現時点でメンバーそれぞれの成長や変化を感じるところはありますか? 1人ずつ教えてもらえたら。
高岡 さね(高桑)はマジで背が伸びた!
高桑 伸びました。1年でどれくらい伸びたかはわからないんですけど、この3年間で30cm伸びたので……。
高岡 1年10cmか……。だって、結成当初は俺より低かったもんね。でも今は俺を越してるから。
芳賀柊斗 そんなに伸びてもらっちゃ困るよ、こっちとしては!
一同 あはははは!
高岡 創世もじわじわきてるからね。
森田 確かに創世もきてる。
近藤 創世がんばれ! 柊斗を抜かせ!
武田 あとさ、さね、すごくイケメンになったよね。顔がシュッとして、骨格がすごく大人になったと思う。
高岡 それもマジでわかるなあ。
──真之さん自身は、自分の見られ方に対しての変化は感じていますか?
高桑 若干ファッションを気にするようになったくらいです。あとは、いつ写真を撮られてもいいようにリップクリームを持つようになりました。
──次は創世さんについて、いかがでしょう。
高岡 創世も背が伸びたし……あとはかわいさが増した気がする。存在自体がすごくかわいいのは最初からなんですけど、自分の見せ方のうまさに磨きがかかったというか。計算してないようで実はめっちゃ計算しているタイプだと思うので……。
武田 どういうこと? これは生粋のかわいさだよ?
近藤 生粋のかわいさ!
高岡 や、見せ方の話ね!(笑) 自分の見せ方がよりうまくなったなと思います。
近藤 あとは、みんなのことが好きなところがかわいいです。
森田 ハグとかチューとかしてくるもんな。
近藤 (武田を見て)照れてる!
武田 だって、好きなんですもん。そういうことができるの、幸せですよね。
高岡 あと創世はみんなが見えていないようなところまでちゃんと見てるから、何かあったときに「大丈夫?」とストップ役になってくれることもあるよね。かわいいのに大人だなと思うときもあります。
Lienelのみんなといるのが本当に楽しい
武田 璃空に関してもめっちゃあるなあ。
近藤 璃空はさらにイケメンになったよね。
森田 ありがとう、ありがとう。
武田 あと、璃空はこれまで見えなかった一面が出てきたと思う。初めのうちは誰かが話しかけないとしゃべらなくて、真面目にやるべきことを静かにやっている感じだったけど、最近はメンバーとすごく楽しそうにコミュニケーションを取っているからよかったなと思います。
──自分の素を出せるようになってきたのでしょうか。
近藤 はい、よかったです!
森田 あはは、誰目線?(笑)
高岡 あと、最近はピュアな一面がすごく表に出ていてかわいい。うれしいことがあったら誰よりも騒いで、誰よりも早く「うわー!」って走っていく。どっかにぴょーんと飛んでっちゃう(笑)。
森田 僕はあまり自分から人にしゃべりかけるタイプじゃなくて、自分で言うのもあれなんですけど、学校でも静かで真面目なほうなんです。けど、Lienelのみんなといるのが本当に楽しいから。みんなが僕を楽しませてくれるというか、たくさん笑顔をもらっています。
──柊斗さんについてはいかがですか?
高岡 はがしゅーはどんどんしゃべるようになってきたよね。最初は静かな子だと思っていたんですけど、想像の倍しゃべる。
高桑 確かに。
武田 あと最近は、急に動物のマネを始めたりもする(笑)。常にすごくきっちりしている人だったんですけど、そういう素顔が見えてきてめっちゃうれしいです。
高桑 突然変顔したりするよね(笑)。
高岡 “突然シリーズ”で言うと、謎のタイミングでの声出しも。「今!?」みたいなタイミングで「よし、声出していこう!」って呼びかけたりするのがめっちゃ面白いんですよ。みんなの緊張を解いてくれるというか。あれは狙ってそうしてくれてるんだもんね? はがしゅー。
芳賀 そ、そうだよ! ありがとう、いい感じに捉えてくれて。
一同 あはははは!
芳賀 自分的には、一番に見た目が変わったかなと思っていました。
高岡 そうか、金髪にしてね。
芳賀 あとは、パフォーマンスの見せ方への意識みたいなところは強くなったかなと思います。
高岡 ダンスの練習をしているときに「ここ、もうちょっとそろえたほうがいいんじゃない?」とか言ってくれるもんね。
武田 お兄ちゃんだ。
近藤 お兄ちゃん!
芳賀 おいおい、あなたのお兄ちゃん呼びは違うでしょ(笑)。
次のページ »
「近藤さん」が大親友に