昨日12月8日、
ライブは永原真夏(Vo)の「ようこそー! 最後の最後まで楽しんで!」という元気いっぱいの挨拶で幕を開けた。1曲目として演奏されたのは、「FUTURES」から「スピカ」。その躍動感あふれる歌声とバンドサウンドに、会場の熱が急速に上がっていく。4曲目の「ASO」で永原は「クアトロにお越しの皆様、柏手をちょうだいしてもいいでしょうか?」と手拍子を求め、オーディエンスとの距離をぐっと縮めていった。
中盤に差し掛かった頃、永原は「今日はワンマンということで、懐かしい曲もたくさんやりたいと思って用意してきました」と宣言。そしてバンドはめまぐるしく転調する「LIFE PLEATS」、「愛してる」のフレーズが印象的な「高速眼鏡図鑑」などを届けた。沖山良太(Dr)が縦笛を披露した「おまじない」、優しい雰囲気のミディアムバラード「愛の跡地」を経て、永原は「次は明るい曲いきたいと思いませんか?」とライブのムードをチェンジ。観客との「おはよー!」の掛け合いが一体感を生む「GOODMORNING ORCHESTRA」や、コミカルな歌詞が光る「宮地くん」をプレイした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、本編最後のMCコーナーに。永原は「『FUTURES』は個人的に思い入れがあって、これからもずーっと、ずーっと時間をかけて聴いていってもらいです。このあとそれぞれの『FUTURES』を完成させていってください」とアルバムに込めた思いを吐露。さらに「今年はすごいお別れが多くて。何回サヨナラしたかわからないけど、その人たちと会って、時間を共有して、私はこの場所に立ってる。だからこの場所もどこかにつながってるんです。そう考えるとすごくワクワクして。あと、ここにいたことは一生変えられないの。すごいよね。みんなありがとう!」と情熱的な言葉でファンに感謝を伝えた。
ラストを飾ったのは「FUTURES」から「F.U.T.U.R.E.」「ROSE GARDEN,BABY BLUE」「ロングロングジャーニー」の3曲。永原は「もっといこう、もっといこう」と叫び、そのエネルギッシュな声に感化されるように工藤歩里(Key)と沖山良太(B)もアグレッシブなプレイで応えた。
アンコールでメンバーは物販紹介とともに、野外イベント「SEBASTIAN X presents『TOKYO春告ジャンボリー』」の開催と、信販会社JACCSの音楽キャンペーン企画に参加したことをアナウンス。「TOKYO春告ジャンボリー」については「お祭り的な感じでやります。成人の人は飲みに来ちゃってよ!」とアピールした。
さらにダブルアンコールでは、バンドのテーマソングとも言える「ツアー・スターピープル」をプレゼントしたメンバーたち。永原は何度も「ありがとう」を繰り返し、「一生忘れません! みんなも忘れないでね。忘れてもいいけど、たまに思い出してね」と叫び、オーディエンスの笑顔を誘った。
なお「TOKYO春告ジャンボリー」の出演者およびチケットの情報は後日発表。ファンは今からゴールデンウィークのスケジュールを空けておこう。
SEBASTIAN X presents「TOKYO春告ジャンボリー」
2012年4月30日(月・祝)東京都 上野水上野外音楽堂
※詳細後日発表。
タグ
リンク
- SEBASTIAN X
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
SEBASTIAN X初クアトロ大盛況&上野で“春告”野外ライブ http://t.co/QgrFLcXf