「これからも前に進みます！」桜エビ～ず、ファンと思い出作ったバレンタインライブ

2月19日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて、桜エビ～ずのワンマンライブ「桜エビ～ずバレンタインワンマンライブ」が開催された。

私立恵比寿中学の“妹分的存在”として活動している桜エビ～ずは、この日インフルエンザのため欠席となった桜井美里を除く5人で2部制のステージを展開。「茜色の空」と題した第1部では茜空の生誕祭、第2部では水春が考案した「だったら想い出をいっぱい作ったらいいじゃないか」というタイトルのもとバレンタインライブを繰り広げた。この記事では第2部の様子をレポートする。

赤いワンピース姿でステージに登場した桜エビ～ずは「僕らのハジマリ」でライブをスタートさせると、そのまま「およげ！しらすちゃん」「仮契約のシンデレラ」を披露。MCでは水春が「バレンタインで切ない思い出あった方もいると思うし、だったらいい思い出をこれから作ったらいいじゃないかというポジティブシンキングなのですよ」とライブのタイトルに込めた意味を熱弁した。続く国生さゆりの「バレンタイン・キッス」のカバーでは、5人がステージから降りて場内に散り散りに。客席通路でパフォーマンスを披露し、ファンを喜ばせた。

さらに「キミがスキ」「Fallin'Snow」を届けた彼女たちは「もしも自分が男の子だったら、理想のバレンタインは？」というテーマでトークを展開。それぞれの妄想話が繰り広げられる中、最年少11歳の芹澤もあが水春に「っていうか水春ちゃんチョコもらえるの？」と毒舌で突っ込み、観客の笑いを誘った。バレンタインにまつわるトークでひとしきり盛り上がったメンバーは、月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。) 「バラライカ」やスピッツ「ハチミツ」のカバーなどを歌唱していく。中盤には茜空、村星りじゅ、芹澤の3人がJUDY AND MARY「プラチナ」のカバーし、水春と川瀬あやめがT.M.Revolution「last resort」をマイクスタンドを使って歌い上げた。

6曲連続のパフォーマンスを経て、ライブは公演名にちなんだ「チョコ0個の男子をなぐさめろ！ だったら○○じゃないか選手権！」のコーナーへ。この企画ではメンバーが「だったら○○じゃないか」というセリフを交えながら、バレンタインでチョコをもらえなかった男子を慰める演技を披露。観客が「どのメンバーに一番慰められたか」を拍手でジャッジし、優勝者には“けっこうな量のチョコレート”が贈呈される。5人はそれぞれ趣向を凝らしたセリフで会場を沸かせていくも、最後に桜井の代役を務めた水春がハイテンションな彼女のものまねで相手役の茜空を圧倒。結果は桜井の優勝となった。

ユニークな演技で観客を楽しませたメンバーは、その後「とりあえず走れ!!!!」「オスグッド・コミュニケーション」などをパフォーマンス。川瀬による観客とのコール＆レスポンスを挟んで5人は「Believe」でライブ本編を終えた。アンコールではペンライトを持って「やらかいはぁと」を歌唱したのち、4月15日に東京・WWWにてワンマンライブを行うことを発表。場内が興奮に包まれる中、彼女たちは私立恵比寿中学「チャイム!」「頑張ってる途中」のカバーでファンを魅了した。ラストの挨拶では村星が「これからもいっぱい前に進んでいきます！」と涙ぐみながら述べ、川瀬はメンバーだけでサビの振りを練習したという「頑張ってる途中」について「皆さんを元気づけたいと思いがんばりました」と曲に込めた思いを告白。そして水春が「今後のイベントでも皆さんの笑顔が見れることを楽しみにしています」と締めくくった。