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ももいろクローバーZ、たまアリで田中将大投手に三振奪われる

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田中将大投手と一緒にポーズを決めるももいろクローバーZ。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

田中将大投手と一緒にポーズを決めるももいろクローバーZ。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

ももいろクローバーZが12月24日と25日の2日間にわたり、埼玉・さいたまスーパーアリーナにてクリスマスライブ「ももいろクリスマス2014 さいたまスーパーアリーナ大会~Shining Snow Story~」を開催した。

今年の「ももクリ」には2日間あわせて5万4496人が来場し、全国各地の映画館で行われたライブビュイーングにも3万5780人が参加。この記事では2日目の25日公演の模様を紹介する。

ライブはまずダンサーの黄帝心仙人がプロデュースするパフォーマンスチーム・タイムマシーンのステージから幕開け。少女型ロボットに“エガオ”を覚え込ませようと試行錯誤する研究者たちの姿が描かれたのち、ももクロの5人をフィーチャーしたオープニング映像がスクリーンに映し出される。そして激しい爆発音と花火とともに、レースをあしらったブラウスと、きらびやかなスカート姿のももクロが登場。高城れにの咳から始まる「黒い週末」でパフォーマンスを開始した。

今年の「ももクリ」は、武部聡志率いるダウンタウンももクロバンドに、13名からなるブラスバンドを加えた総勢23名のビッグバンドがサポート。メンバーの熱演をダイナミックかつゴージャスなサウンドで支えていく。満員のオーディエンスの声援やコールを受けながら5人は、序盤は「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」「僕等のセンチュリー」「泣いちゃいそう冬」を続けて披露。「泣いちゃいそう冬」はクリスマスにぴったりな映像演出も加わり、楽しげな空気を会場内に作り出した。

和やかなMCを挟みつつ、百田夏菜子は「いいかお前ら! ぶっ飛ばしていくからしっかりつかまってろよ!」とシャウト。アグレッシブな「仮想ディストピア」でオーディエンスの熱狂を高めたのち、「泣いてもいいんだよ」で情感たっぷりの歌声を聴かせるなど緩急をつけながら会場を盛り上げていく。幕間にはダウンタウンももクロバンドとタイムマシーンによるコラボレーションで、「White Christmas」「ママがサンタにキッスした」といったクリスマスソングからなるメドレーも届けられパーティムードを高めた。

ライブの中盤でメンバーは緑を基調とした衣装に着替え、アリーナエリアに作られたサブステージに登場。ここではライブ初披露となる「Chai Maxx ZERO」や、ももクロ流クリスマスソング「サンタさん」などがパフォーマンスされた。「サンタさん」では曲中に高城が箱から脱出するマジックショーを敢行。スリルたっぷりのエンタテインメントでオーディエンスを魅了していく。さらに次のブロックでは「My Dear Fellow」の演奏中に、ニューヨーク・ヤンキース所属の田中将大投手が登場するサプライズも。大歓声が響く中、ステージに即席のバッターボックスが作られ、田中選手と百田による野球対決がスタートした。百田はバットを高く掲げホームランを予告するも、田中投手の見事なピッチングに敵わず三振を奪われる結果となった。ももクロの5人は田中投手をメインステージにエスコートすると、彼の横で「My Dear Fellow」を熱演。田中投手は照れながらもメンバーと同じ振り付けを踊り、最後は「メリークリスマーくん」と茶目っ気たっぷりに挨拶してステージを去った。

2回目の幕間では、ダウンタウンももクロバンドによる演奏にあわせて社交ダンスのパフォーマンスが行われ、オーディエンスに優雅なひとときを提供。その後、5人がシックな衣装に着替えてステージに現れ、「GOUNN」から後半戦の口火を切った。今年の「ももクリ」のテーマソング「一粒の笑顔で…」では、メンバーは柔らかな笑顔を浮かべながらミュージカル調のナンバーを熱唱。さらに「行くぜっ!怪盗少女」をサブステージで全力で届けたあと、銀色の紙吹雪が舞う中でロマンチックな「月虹」を歌い上げる。そして「今日は本当に楽しい時間をありがとうございました」という挨拶をもって本編に幕を下ろした。

これまでも「ももクリ」で大きな発表をしてきたももクロは、今年もファンを喜ばせる発表を用意。「MOON PRIDE」を歌い終えメンバーが和んでいるときに、「愛のメモリー」がスピーカーから流れ出し、サブステージから松崎しげるが登場した。彼は自身の代表曲の歌詞を変え、4月4日と5日に福岡・福岡 ヤフオク!ドームでファンクラブ限定イベント「~ホワイトベレー全員祭り~ ももクロどんたく」が行われることを告知。ヤフオク!ドームでライブを行えることになったメンバーは「うれしい!」と素直な思いを明かした。

2日間の「ももクリ」を締めくくったのはミディアムチューン「灰とダイヤモンド」。センチメンタルな余韻を残しつつ、5人はダウンタウンももクロバンドのメンバーを紹介し、彼らを送り出していく。そして高城は「本当に終わりたくないんですけど」と名残惜しそうにしながら、「来年のクリスマスもまたみんなの笑顔を見たいです! 2日間ありがとうございました」と語り、佐々木彩夏は観客への感謝の思いを伝え、「来年もよろしくお願いいたします!」と挨拶。玉井詩織は「皆さんと一緒に過ごせる時間を大切にしたい。こうやってライブで私たちの顔を観に来てくれる人の顔を見て、私たちがももクロである意味をまた見つけた気がします」と感慨深そうに語り、有安杏果は「本当に(ももクロのライブは)素敵な場所だなと思います。自然と笑顔になれるし、イヤなこととか全部忘れられるし、皆さんにとってもそういう場所であったら」と口にする。百田は「みんなで一緒に世界中を笑顔にできたらと思います。ハッピーメリークリスマス! ありがとうございました!」と感謝の思いを言葉にする。最後は5人の「ありがとうございました!」「バイバイ!」「また会おうね」といった挨拶が会場いっぱいに響き、今年の「ももクリ」は幕引きとなった。

なお「~ホワイトベレー全員祭り~ ももクロどんたく」の詳細は追って発表される。ファンはファンクラブ「ANGEL EYES」への会員登録をお忘れなく。

ももいろクローバーZ「ももいろクリスマス2014 さいたまスーパーアリーナ大会~Shining Snow Story~」
2014年12月25日 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

01. 黒い週末
02. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
03. 僕等のセンチュリー
04. 泣いちゃいそう冬
05. 仮想ディストピア
06. 泣いてもいいんだよ
07. 空のカーテン
08. サラバ、愛しき悲しみたちよ
09. BIONIC CHERRY
10. 堂々平和宣言
11. Chai Maxx ZERO
12. サンタさん
13. My Dear Fellow
14. 上球物語 -Carpe diem-
15. スターダストセレナーデ
16. GOUNN
17. 一粒の笑顔で…
18. 行くぜっ!怪盗少女
19. 月虹
<アンコール>
20. MOON PRIDE
21. 白い風
22. コノウタ
23. 灰とダイヤモンド

「ダウンタウンももクロバンド」メンバー

武部聡志(音楽監督)/ 村石雅行(Dr)/ 若森さちこ(Per)/ 浜崎賢太(B)/ 西川進(G)/ 佐藤大剛(G)/ 宗本康兵(Key)/ 本間昭光(Key)/ 加藤いづみ(Cho)/ marron(Cho)/ 秋永岳彦(Tb)/ 海江田紅(Tb)/ 鹿討奏(Tb)/ 榎本裕介(Tb)/ 二井田ひとみ(Tp)/ 小澤篤士(Tp)/ Luis Valle(Tp)/ エリック宮城(Tp)/ 竹村直哉(Sax)/ 本間将人(Sax)/ 竹上良成(Sax)/ 山本公樹(Sax)/ 才恵加(Sax)

ももいろクローバーZ「~ホワイトベレー全員祭り~ ももクロどんたく」

2015年4月4日(土)福岡県 福岡 ヤフオク!ドーム
2015年4月5日(日)福岡県 福岡 ヤフオク!ドーム

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