水谷豊が監督・主演作「TAP」お披露目に感慨、“届かない夢”に「届きました」

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TAP -THE LAST SHOW-」のプレミアムイベントが本日5月14日、東京・表参道ヒルズで行われ、監督・主演の水谷豊らが登壇した。

「TAP -THE LAST SHOW-」プレミアムイベントの様子。前列左より前田美波里、北乃きい、水谷豊、岸部一徳、六平直政。

「TAP -THE LAST SHOW-」プレミアムイベントの様子。前列左より前田美波里、北乃きい、水谷豊、岸部一徳、六平直政。

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「TAP -THE LAST SHOW-」プレミアムイベントにて、タップダンサーたちによるパフォーマンスの様子。

「TAP -THE LAST SHOW-」プレミアムイベントにて、タップダンサーたちによるパフォーマンスの様子。[拡大]

ある事故をきっかけに自堕落な生活を送るようになった元・天才タップダンサー渡真二郎が、豊かな才能を持つ若者たちと出会い再生していくさまが描かれる本作。イベント冒頭では本編に出演したダンサー9人によるタップダンスのパフォーマンスが行われ、続いて水谷とともに、北乃きい六平直政前田美波里岸部一徳が会場に現れた。

水谷豊

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監督と俳優、2つの肩書きを背負って登場した水谷は「20代の頃『表参道軟派ストリート』という歌を歌っていた僕が、60代になってこうしてこの地に舞い戻ってくるとは思いもよりませんでした」と感慨深そうに会場を見渡す。そして20代の頃から思い描いていた物語が約40年を経て映画になったことについて、「手が届かない夢だと思っていましたが、届きました」と話し、「撮影ではワンカットワンカットが自分のイメージを超えていったんです」と本作への手応えを明かした。

頭を下げ合う水谷豊(前列左)と六平直政(前列右)。

頭を下げ合う水谷豊(前列左)と六平直政(前列右)。[拡大]

六平は“水谷組”の撮影を振り返り、「芝居に合わせて監督の欲しい音楽を録音技師さんがその場で流したシーンがあったんです。スタッフと監督の絆をがっちり感じました」と懐かしんだ。本作にはオーディションで500人以上の中から選ばれた、演技未経験のタップダンサーたちも参加。ダンサーの1人は「水谷監督のディレクションはとても明確でしたが、最後は必ず『大丈夫、簡単だから!』と。いや難しいですよ!と思っていましたが(笑)、そうやって現場を和やかにして僕たちダンサーの魅力を引き出してくれました」と“水谷監督”について回想する。

左から前田美波里、北乃きい。

左から前田美波里、北乃きい。[拡大]

「この作品は思い続けることの大切さを教えてくれました」としみじみ語る水谷。ダンス経験の豊富な前田をはじめ、北乃や岸辺にも出演してくれたことに対する感謝を伝えつつ、「この年齢まで叶わなくてよかったと思うこともあるんです。今の僕だから、このダンサー、俳優、スタッフに出会えたんです」と胸を張った。

「TAP -THE LAST SHOW-」は、6月17日より全国公開。

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(c)2017 TAP Film Partners

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さな @sanaeringi

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