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「しゃぼん玉」林遣都、共演した市原悦子&柴犬チョコからのサプライズに感激

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柴犬チョコを抱き上げる林遣都。

柴犬チョコを抱き上げる林遣都。

しゃぼん玉」のワールドプレミアが、本日2月16日に東京・シネスイッチ銀座にて開催され、舞台挨拶にキャストの林遣都と監督の東伸児が登壇した。

乃南アサの同名小説をもとにした本作は、通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者が、逃亡先で偶然出会った老婆たちとの交流を通し変わっていく物語。主人公・伊豆見翔人を林、伊豆見が逃亡先で出会う老婆スマを市原悦子が演じた。

現在81歳の市原は、自己免疫性脊髄炎の治療のため1月より休養中。彼女との共演を、林は「この先もずっと俳優をやっていくうえで、武器となるような期間でした」「離れたところで市原さんの演技を見ているだけで感動してしまいました」と感慨深げに振り返る。

舞台挨拶の中盤では林へのサプライズプレゼントとして、市原が病室で録音したボイスメッセージが再生された。「林さんとの共演は、忘れられないものになりました。これからどんな役をなさるのでしょう、楽しみです」という言葉を贈られた林は、「現場では『坊、坊』って、翔人として接していただいていました。初めて『林さん』と言っていただけて、ただただうれしいです」と目を潤ませる。

さらにここでもう1つのサプライズとして、スマの飼い犬・ゴン役を務めた柴犬のチョコを呼び込むことに。何も聞かされていない林は、司会に「なんだと思いますか?」と聞かれて「……バレンタインですか?(笑)」と顔をこわばらせる。しかしロケ地の宮崎県椎葉村から駆け付けたチョコが飼い主とともに登場すると、林は一瞬にして笑顔になり、「チョコー!」としゃがみ込む。そしてチョコの頭をなでながら、「大好きです。劇中で僕は(チョコを)罵倒するんですけど(笑)。翔人にとって1つのきっかけになるというか、何かを与えてくれる重要な役どころ。こんなに愛らしい子と一緒にお芝居できて、すごくいい気持ちでした」と話した。

最後に東は、「しゃぼん玉」というタイトルについて「乃南さんはなぜこのタイトルを付けたんだろうと思っていました。しゃぼん玉はそこに留まりたいと思っても、地面に着いた瞬間に消えてしまう。だから風に吹かれて漂うしかない。そういう側面もあると思ったとき、自分の中で腑に落ちたんです」と解説。さらに「そのしゃぼん玉にかけられている翔人が、どう変わっていくのかを見ていただけたら」と観客へ語りかける。また林は「血がつながっていなくても、かけがえのない関係性を築ける。本当に大切な人は誰なんだろうってことに気付かせてくれる映画だと思います」とアピールした。

「しゃぼん玉」は3月4日より、東京・シネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショー。

市原悦子 ボイスメッセージ

皆さんこんにちは、市原悦子です。本日は映画「しゃぼん玉」ワールドプレミアにお越しいただきありがとうございます。
撮影で言った椎葉村では、現地の皆様の料理を楽しみながら、宮崎の自然を感じながら、撮影に参加することができました。
綿引(勝彦)さんのお出になった場面は、編集にキレがあって、よかったですね。んふ。
相島(一之)さんは、怖い役者さんねえ、ご活躍ください。
林さんとの共演は、忘れられないものになりました。これからどんな役をなさるのでしょう、楽しみです。
監督の東さんとプロデューサーの豊山(有紀)さん、そしてスタッフの皆様には、とことんお世話になりました。ありがとうございました。
素晴らしい映画を完成させて、おめでとうございます。

(c)2016「しゃぼん⽟」製作委員会

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