乃南アサのベストセラー小説「しゃぼん玉」が林遣都×市原悦子で映画化決定

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乃南アサのベストセラー小説「しゃぼん玉」の映画化が決定し、林遣都市原悦子が出演することがわかった。公開は2017年春を予定している。

左から林遣都、市原悦子。

左から林遣都、市原悦子。

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乃南アサ「しゃぼん玉」

乃南アサ「しゃぼん玉」

乃南が2004年に発表した「しゃぼん玉」は、通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者が、逃亡先で偶然出会った老婆や村の人々の愛情により感情を取り戻していく物語。主人公・伊豆見役を林、伊豆見が逃亡先で出会う老婆・スマ役を市原が演じるほか、ある事件をきっかけに村に戻ってきた美知役に藤井美菜、伊豆見を見守る村人・シゲ爺役に綿引勝彦、スマの息子役に相島一之が起用された。テレビドラマ「相棒」シリーズなどの監督・東伸児が劇場作品を初めて手がける。

出演にあたり、キャストからコメントが発表された。原作を読み、自分自身と役を重ね合わせたという林は「自分の居場所を見つけ、愛を知り、どんどん変わっていく伊豆見の心の動きを、大事に、繊細に表現したいと思います」と意気込み、また市原は「人間本来の生をまっとうして、自然の中で自然に寄り添って生きていく……原点に戻らされる作品だと思います」と語っている。

「しゃぼん玉」撮影現場にて。左から市原悦子、乃南アサ、東伸児、林遣都。

「しゃぼん玉」撮影現場にて。左から市原悦子、乃南アサ、東伸児、林遣都。

3月18日に物語の舞台となる宮崎県でクランクインし、19日にはメインロケ地・椎葉村にあるスマの家のロケセットにてお祓いと製作発表会見を実施。製作発表会見には、東と乃南のほか映画や現地のスタッフが出席した。乃南は自身の作品が映画化されることの感動を口にし、また「主人公・伊豆見に決定的に足りてないのは、人のぬくもりや、故郷の存在、自然。故郷というのは、自分の想いや孤独を託すことができる人そのものが“故郷”になりえる。その存在こそが再生するうえで一番必要だと思い、その思いを『しゃぼん玉』に託しました」と原作に込めたメッセージを伝えた。

九州出身の東は「仕事にしても、恋愛にしても、近所付き合いにしても狭い世界の中で一生過ごさなければならない。私もそれに息苦しさを覚えて東京に出てきた」と吐露。そして「でもこの小説に出会い、果たして選択肢が多いことは幸せなんだろうか? それは重要なことではないんじゃないか? そう考えるようになりました。孤独な若者と、生まれた地で生き続けすべてを受け入れる女性、そして自然との交流を描きたいと思っています」と映画化に至るまでの経緯を明かした。

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