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三池崇史監督作「藁の楯」のハリウッドリメイク企画が始動、2017年完成予定

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三池崇史の監督作「藁の楯 わらのたて」が、ハリウッドでリメイクされることが明らかになった。

同作のリメイクは日本テレビとAll Nippon Entertainment Works、および「アバウト・ア・ボーイ」「アメリカン・パイ」で監督を務めたクリス&ポール・ワイツ兄弟率いる映画製作会社Depth of Field(DOF)の共同企画によるもの。プロジェクトには「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」「エンド・オブ・ホワイトハウス」の脚本家や、オリジナル版でプロデューサーを務めた日本テレビの北島直明氏、DOFのクリス・ワイツらが参加する。

2013年に公開された「藁の楯 わらのたて」は、「BE-BOP-HIGHSCHOOL」シリーズで知られるマンガ家、木内一裕の小説家デビュー作を三池が実写化したサスペンスアクション。10億円の懸賞金をかけられた殺人犯を護送する5人の刑事の葛藤や戦いが描かれる。出演は大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也ら。同年開催の第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。2016年1月には原作の英語翻訳版が海外で出版される。

このたび共同プロデューサーを務めるワイツは「法と正義のグレーゾーン、そして殺人犯の人権について分析をした作品です。そこには、簡単な答えはありません。私たちは、観客が『自分だったらどうする?』と議論をしながら劇場を後にすることを目指したいと思います」とリメイクへの意気込みを語った。また原作者の木内は「このプロジェクトが、私の小説と新たな読者との出会いの機会になってくれることを願っています」と期待を口にしている。

リメイク版「藁の楯 わらのたて」は2017年秋頃の公開を予定。

クリス・ワイツ コメント

原作で最も印象深かったのが、アクション・サスペンスが基盤の作品でありながら、モラルを厳しく追求する物語だという点です。法と正義のグレーゾーン、そして殺人犯の人権について分析をした作品です。そこには、簡単な答えはありません。私たちは、観客が「自分だったらどうする?」と議論をしながら劇場を後にすることを目指したいと思います。

木内一裕 コメント

今回決定した脚本家の選定から、ど派手なアクション映画になることは間違いないでしょう。アメリカとは国情も大きく異なるため、ハリウッド版の映画では全く展開の違うストーリーになることと思いますが、原作者としては小説「藁の楯」のテーマを重視し、新たな物語に反映していただけることを期待しています。そしてこのプロジェクトが、私の小説と新たな読者との出会いの機会になってくれることを願っています。

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