これは、目崎剛の演劇ユニットたすいちの“番外編公演”。駄目なダーウィン舎・山岡太郎の戯曲「髑髏沼の女」を、目崎の演出で立ち上げる。「髑髏沼の女」では、19XX年の東京・タチカワを舞台に、失踪した母・小早川朝子の行方を追う少女・咲音の物語が描かれる。その手がかりは、父で“伝説の小説家”である六道カシオの未発表原稿「髑髏沼の女」で……。
上演に向け、目崎は「今回の公演は、かつて都内で活動していた劇団『駄目なダーウィン舎』の、実に10年前の脚本をお借りしての上演となります。これまで『駄目なたすいち』として作家・山岡太郎の書き下ろし作品を三度上演してきましたが、過去作を上演させていただくのは初めての試みです。日本では脚本家と演出家を兼ねるケースが多い中、相性の合う作家と出会えることは本当に貴重なことです。僕は演劇を『演劇でなければできないこと』をやりたいと考えて活動していますが、山岡作品はまさにその宝庫。毎回、楽しみながら頭を抱えて創作しています。今作『髑髏沼の女』は、『お歌とお芝居』と銘打った作品です。たすいちの劇団員、実は歌も上手いんです。でも僕が書かないから、その魅力を活かしきれていなかった。そこで今回は、存分に、やけに、歌うことにしました。難しいことは脇に置いて、沼にどっぷり浸かりに来ませんか?」とコメントしている。
たすいち番外公演 お歌とお芝居「髑髏沼の女」
2025年4月30日(水)〜5月4日(日・祝)
東京都 ウエストエンドスタジオ
スタッフ
脚本:山岡太郎
演出:目崎剛
出演
大森さつき /
※U-18、25チケットあり。
星澤美緒 @co_yote
ナタリー様いつもありがとうございます!!
主宰コメントの演出家と脚本家の相性の話、本当に頷ける。
ジェットコースター的トンデモ設定に、王道人間ドラマ展開も併せ持つ山岡脚本。
たすいちによくある「世界が個人の問題に収束していく」手法と親和性があると思う。きっと。 https://t.co/UNE64U97VI