10周年の思いをぶつけます！田中涼星の一人芝居「Be with you」幕開け

田中涼星 10th anniversary ひとり芝居「Be with you」が、本日2月13日に東京・Mixalive TOKYO Theater Mixaで開幕。これに先駆け昨日12日にゲネプロが行われた。なお記事には舞台写真や演出に関する記述があるため、ネタバレを避けたい読者は注意してほしい。

これは田中涼星が、自身の俳優活動10周年を記念し行う一人芝居。企画とプロデュースを、田中が所属する事務所・Pastureの社長でもある荒牧慶彦、脚本を三浦香、演出を植田圭輔が手がけ、テーマソングと挿入歌を廣野凌大が担当する。劇中では真面目な高校教師の十日口、世間の波に乗ってしまったロックミュージシャンのロ三生（ロミオ）・ザ・ROCK、“モテ男”と称されている美容師の京一という3人の男のストーリーが展開する。

舞台の壁や床は黒で統一されており、ステージにはスタンドマイクや丸イス、いくつかの白いボックスが設置されている。また後方には全身鏡やコートスタンドが置かれた。開演すると田中が登場し、ステージ上のボックスからメガネを取り出して装着。やがて海の音が聞こえてくると、田中演じる十日口がギターで「Be with you」というタイトルのラブソングをつたなく弾き語り、海辺で恋人にプロポーズしようとするシーンがコミカルに描かれた。

作中では“愛”をテーマに、十日口、ロ三生・ザ・ROCK、京一の運命が交わっていく様子がつづられる。物語のキーとして繰り返し歌われる楽曲「Be with you」が、最後にどのようにパフォーマンスされるのか、ぜひ劇場で確かめよう。

田中はメガネとネクタイ、サングラスと革ジャン、シザーケースとカーディガンといった小道具と衣裳を使い、3人の男になりきった。野球好きな高校教師・十日口が、プロレス技の実演を交えながら熱く生徒指導をするさまを、田中は長い手足を大きく使って滑稽に演じる。ワイルドな雰囲気のロ三生・ザ・ROCKを演じるシーンでは、クールにタバコをふかしつつ、ミラーボールの光の中でパワフルに歌声を披露。また美容師として客あしらいをそつなくこなす京一が、昔の恋人が店に現れて余裕を失う場面では、田中はそのあわてぶりで観客の笑いを誘った。

なお開幕に際して田中からコメントが到着。田中は「ひとり芝居ではありますが、1人では作り上げられなかった舞台。僕の俳優活動10周年の想いをぶつけたいと思います。稽古は体感1カ月以上していたのではないかというくらいの濃密さで、日々演出のうえちゃん（植田圭輔）やスタッフさんと作り上げることができました。あとは純粋に楽しんでいただくのみです。是非楽しみ尽くしてください」と観客にメッセージを送った。

上演時間は1時間15分を予定しており、公演は2月16日まで。公演最終日となる16日は、13:00開演回と18:00開演回の様子がシアターコンプレックスTOWNにてライブ配信される。

田中涼星コメント

こうして無事に開幕できていること嬉しく思います。

改めて日頃より応援してくださっている皆様、周りで支えてくださっているスタッフの皆様に感謝申し上げます。

ひとり芝居ではありますが、1人では作り上げられなかった舞台。僕の俳優活動10周年の想いをぶつけたいと思います。

稽古は体感1カ月以上していたのではないかというくらいの濃密さで、日々演出のうえちゃん（植田圭輔）やスタッフさんと作り上げることができました。

あとは純粋に楽しんでいただくのみです。是非楽しみ尽くしてください。