ルサンチカ「更地」戸山公園で開幕、河井朗「まさに、この世は舞台なのかもしれません」

「ルサンチカ 野外公演『更地』」が本日3月22日、東京・戸山公園 陸軍戸山学校軍楽隊 野外演奏場跡で開幕した。

これはルサンチカにとって初の野外公演。太田省吾の戯曲「更地」を、河井朗の演出、永井茉梨奈と御厨亮の出演で立ち上げる。かつて自分たちが住んでいた場所に立つ1人の男と1人の女。2人は過去の日常をなぞりながら、共に人生をたどっていく。

河井は開幕に際し「初めての野外公演。公園には私たちの立ち上げる音だけでなく、横を通り過ぎて行く人たちの話し声、枯れ葉の動く音、鳩の羽ばたき、飛行機エンジン音など、いろんなものが聞こえてきます。この場所を劇場だと思って世界を見ると、世の中は何て劇的なのだろうと思いました。まさに、この世は舞台なのかもしれません」と語り、「麗らかな春の日差しの下で、もしくは桜雨、はたまた春の嵐の中で、皆様にお会いできることを心待ちにしております」と呼びかけた。

上演時間は約1時間30分。小雨決行、荒天中止となり、上演開催の有無は開演2時間前に公式SNSで発表される。公演は3月25日まで。