生活のささやかな発見や喜びつづる、小林聡美のエッセイ集「茶柱の立つところ」

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小林聡美のエッセイ集「茶柱の立つところ」が、3月8日に文藝春秋から発売される。

茶柱の立つところ(文春e-book)

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小林がエッセイ集を発表するのは約3年ぶり。本書には小林が“極めて平穏な日々”の中でふと見つけた、“茶柱”のようなささやかな発見や喜びがつづられる。目次には「挑戦と発見のステイホーム」「寄り合いのお楽しみ」「私は私のパンを買う」「未来へ連れていかれる日」といった章が並んだ。

小林聡美

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小林は本書について「五十年も生きていれば、そこそこの体験もしてきて、ちょっとやそっとの出来事ではもう驚かない。自分の居心地の良いポジションもわかっている。できれば、『いつも新鮮な驚きをもって、常に古い殻を破って、いつまでも生き生きと』というようなキラキラした内容をご提供したかったが、結局はいつもの地味でマニアックな生活の開示となってしまった」と記した。

なお小林は4月6・7日にコンサート「小林聡美 NIGHT SPECTACLES チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ」を開催。同コンサートでは小泉今日子が演出を担い、阿部サダヲがゲスト出演する。

小林聡美コメント

五十代半ばの「日々考えていること、実践していること、暮らしの楽しみ」をテーマに、ということで書き始めた本書。張り切って、まじめに書き始めたけれど、いざ机に向かってみて改めて痛感したのは、日々たいしたことは考えておらず(晩御飯つくるの面倒だなetc.)、実践というほど際立った事柄もなく(踵にクリーム塗るetc.)、暮らしの楽しみを見つけるのも努力が必要だという現実だった(今日も誰とも口をきいてないetc.)。

五十年も生きていれば、そこそこの体験もしてきて、ちょっとやそっとの出来事ではもう驚かない。自分の居心地の良いポジションもわかっている。できれば、「いつも新鮮な驚きをもって、常に古い殻を破って、いつまでも生き生きと」というようなキラキラした内容をご提供したかったが、結局はいつもの地味でマニアックな生活の開示となってしまった。

※「あとがき」より一部抜粋。

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か よ @______kayo__

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