安田章大、青木豪との再タッグ作「あのよこのよ」で明治の浮世絵師役「不思議さを感じられる作品に」

44

2874

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 873 2000
  • 1 シェア

安田章大が主演を務めるPARCO PRODUCE 2024「あのよこのよ」が、4月8日から29日まで東京・PARCO劇場、5月3日から10日まで大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールで上演されることが決定した。併せて、安田扮する浮世絵師のビジュアルが公開された。

PARCO PRODUCE 2024「あのよこのよ」安田章大扮する浮世絵師のビジュアル。

PARCO PRODUCE 2024「あのよこのよ」安田章大扮する浮世絵師のビジュアル。

大きなサイズで見る

「あのよこのよ」は青木豪が作・演出を担い、安田に当て書きする新作。青木と安田がタッグを組むのは、パルコ・プロデュース2019 音楽劇「マニアック」以来、約5年ぶりとなる。「あのよこのよ」は、明治初期の人々が、先行き不透明なご時世に戸惑いさまよう様子を描く“痛快時代劇”。安田演じる架空の浮世絵師が、ひょんなことから事件に巻き込まれ、珍道中に繰り出すストーリーが展開する。

新政府を批判したとして番屋に入れられていた浮世絵師・刺爪秋斎は、出所の日、弟と居酒屋に行き、出所祝いにメガネをプレゼントされて喜んでかける。さらに秋斎は、未来が見える常連客から「女に出会う」「その女が秋斎の未来を決めるだろう」と告げられる。そこへちょうど美しい女がやって来て、「彼女なのではないか」と話していると、突如、刀や銃を持った男たちが現れて秋斎たちに襲いかかり……。

安田は「『あのよこのよ』というタイトルの通り、物語を見ていただくと浮遊している自分をどこかで感じてもらえたり、どこの世が事実で、自分がいる本当の世界なのか……こういうちょっとした不思議さを感じられる作品になっていると思います」と期待を述べ、「僕自身久しぶりの時代物です。髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)」「眼鏡にちなんだエピソードもお楽しみに」と呼びかける。

青木は「芝居にしろバラエティにしろドキュメンタリーにしろ音楽にしろ、とにかく安田くんの活動を見ていると、僕は意味もなくポジティブになれるということで。だからこの『あのよこのよ』という作品は『こんな時代になると思わなかった、な明治初期』の『なぜだかポジティブになれる痛快時代劇』になるはずであります」と語った。

東京公演のチケット発売は3月、大阪公演のチケットは4月を予定。

青木豪コメント

おそらく震災のあとぐらいから、現実感のない日々が続いている。一度も降りたことのない駅に寝過ごして来てしまったような、途方に暮れる日々が続いている。

こういう感覚を芝居に出来ないものか、と朧げに考えていたらパルコさんから「安田くんと痛快な時代劇をやりませんか?」とお誘いをいただいて。それで思い出したのは「マニアック」という芝居でご一緒して以来、安田くんの芝居にしろバラエティにしろドキュメンタリーにしろ音楽にしろ、とにかく安田くんの活動を見ていると、僕は意味もなくポジティブになれるということで。だからこの「あのよこのよ」という作品は「こんな時代になると思わなかった、な明治初期」の「なぜだかポジティブになれる痛快時代劇」になるはずであります。

グチャグチャな気分をポジティブに変えたいという方々、是非お越しくださいませ。

安田章大コメント

「マニアック」以来5年ぶりに青木豪さんとご一緒させていただきます。5年前の自分とは芝居に対する感じ方や考え方、取り組み方が大きく変わり、これからまた一緒に1つの作品を創り上げていく時間が楽しみです。

青木豪さんが作るエンターテインメントは真面目とおふざけの振り幅がすごく広くて、その行ったり来たりする面白さに加えて、「あのよこのよ」というタイトルの通り、物語を見ていただくと浮遊している自分をどこかで感じてもらえたり、どこの世が事実で、自分がいる本当の世界なのか……こういうちょっとした不思議さを感じられる作品になっていると思います。

僕自身久しぶりの時代物です。髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)。江戸が終わり明治維新、この時代を生きている僕を楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、登場人物たちが青木さんの描く世界の中でどのようにうねっていくのかというところにもぜひご注目ください。眼鏡にちなんだエピソードもお楽しみに。

この記事の画像(全1件)

PARCO PRODUCE 2024「あのよこのよ」

2024年4月8日(月)~29日(月・祝)
東京都 PARCO劇場

2024年5月3日(金・祝)~10日(金)
大阪府 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール

作・演出:青木豪
主演:安田章大

全文を表示

読者の反応

鈴木 心愛 @CocoaSuzuki3

安田章大、青木豪との再タッグ作「あのよこのよ」で明治の浮世絵師役「不思議さを感じられる作品に」 https://t.co/CSGWzxTpDv

コメントを読む(44件)

関連記事

安田章大のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 安田章大 / 青木豪 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします