表現集団式日が描く“家族と孤独”の物語「ガラリ」に佐白啓「苦しくも優しい時間を」

表現集団式日「ガラリ」が、12月8日から10日まで東京・麻布区民センター 区民ホールで上演される。

昨年旗揚げした表現集団式日は、“たったひとりの悩み事を救い上げる”を理念として活動している団体。今作では脚本を高木展、演出を佐白啓が手がけ、“家族と孤独”をテーマにした物語を立ち上げる。出演者には木下美音、蒼木鞠子、保坂直希、内田智一、佐白啓、嶋垣くらら、矢矧大洋、牧拓実、浅井亨介、紬めいが名を連ねた。

佐白は上演に向け、「誰とも関わり合えず、ひとりぼっちでいる時よりも大勢の人の中で、誰にも話しかけられずにいるような“不在”を感じる時のほうが、孤独を感じる気がします。もしも家族の間に、そんな“不在”があってしまったら私たちはどのように存在し合えばいいのでしょうか。大切な人たちと過ごす時間を見つめ直せるような苦しくも優しい時間をお届けしたいと思います。本番当日、より多くの方々と劇場でお会いできますように」とコメントしている。