演劇ユニット新派の子 錦秋公演 河竹黙阿弥没後百三十年「新編 糸桜」が、10月12・13日に東京・中央区立日本橋公会堂で上演される。
「糸桜」は
今回は、同作を“新編”として上演。出演者には糸役の波乃のほか、河竹家の養子となる繁俊役に
上演に向け、齋藤は「生意気にも波乃久里子の代表作として、少しでも多くの方に御覧をいただかなければと思い立った! 今、見るべきです、走り続ける波乃久里子を!」と述べ、「尾上菊之丞さんを役者として迎えて、さあ、どうなるのでしょうか。大和悠河と、練達のキャスト・スタッフと、下野戸亜弓の琴を得て、より深く、より高いところへ! 『糸桜』決定版をお送りします!」とコメント。
波乃は「『糸桜』という素敵な作品に出会えたこと、感謝しかありません。役者冥利に尽きる、この上ない幸せです」「そしてわれらが齋藤雅文先生に『波乃久里子の代表作』と言っていただけるなんて! そのお言葉に恥じぬよう、黙阿弥さんに、糸女さんに、繁俊先生に、登志夫先生に、そして父に……、手を合わせて、力をお貸しいただいて、全身全霊で『糸桜』と向き合います。毎年、新たな花を咲かせる糸桜のように、新鮮な気持ちで素敵な花を咲かせたいです」と意気込みを語った。
齋藤雅文コメント
生意気にも波乃久里子の代表作として、
少しでも多くの方に御覧をいただかなければと思い立った!
今、見るべきです、走り続ける波乃久里子を!
これは黙阿弥という「化け物」を父に持ったお糸さんと、
血の繋がらないその家族、それを取り巻く人々の愛と情熱の群像劇でもあります! 今回は養子の河竹繁俊役に尾上菊之丞という「新しい血」が流れ込む!
いったいどうなるのだ!
尾上菊之丞さんを役者として迎えて、さあ、どうなるのでしょうか。
舞踊家とか、家元とか、まぁいいじゃありませんか。
菊之丞さんの涼し気というか、飄々とした不思議な存在感と、
不可能を可能にする魔力に惚れたのですから。「未知との遭遇」こそ演劇の醍醐味です!
大和悠河と、練達のキャスト・スタッフと、下野戸亜弓の琴を得て、
より深く、より高いところへ! 「糸桜」決定版をお送りします!
三越劇場の初演から7年。
演劇は「生き物」ですから、放っておいても同じ舞台にはなりません。
さらに今回は「新編」ですので、これまで観た方もまた見逃せません!
久里子もみんなも、進化も深化もして、ましてや菊之丞さんが入れば、
必ず新しい姿に「脱皮」します!
さて蝶になるか、毒蛾になるか、ぜひ御一緒に目撃していただきたい!
波乃久里子コメント
この「糸桜」という素敵な作品に出会えたこと、感謝しかありません。
役者冥利に尽きる、この上ない幸せです。
先日(4月13日)、齋藤雅文先生にお声掛けいただき、朗読会をいたしました。その名も「Salon De Marron ~波乃久里子を聴く宴~」……畏れ多くて、お恥ずかしい限り。わたくしは舞台の役者ですから、どうしても動きで表現したくなるところをグッとこらえて、台詞のひとつひとつ、お相手の方との“間”を大切にして、細やかに稽古していただきました。当日までドキドキでしたけれど、いざ、開幕のときを迎えると、目の前には満員のお客様! 齋藤先生の演出で、とても素敵な空間をつくってくださった上に、今、この瞬間をご一緒する皆様との、ライヴでしか味わえない空間に喜びを感じました。ありがたいことでございます。
「糸桜」は本当に大好きな作品です。
そして、われらが齋藤雅文先生に「波乃久里子の代表作」と言っていただけるなんて! そのお言葉に恥じぬよう、黙阿弥さんに、糸女さんに、繁俊先生に、登志夫先生に、そして父に……、手を合わせて、力をお貸しいただいて、全身全霊で「糸桜」と向き合います。毎年、新たな花を咲かせる糸桜のように、新鮮な気持ちで素敵な花を咲かせたいです。10月、劇場でお会いできることを楽しみにしております。
演劇ユニット新派の子 錦秋公演 河竹黙阿弥没後百三十年「新編 糸桜」
2023年10月12日(木)・13日(金)
東京都 中央区立日本橋公会堂
原作:河竹登志夫「作者の家」
脚本・演出:
出演:
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大和悠河⭐️YUGAYAMATO⭐️元宝塚宙組トップスター @YugaYamato0804
今回の演出ではどうなるかわかりませんが、前回までの花道を走る久里子様のお姿は人生を走り続けるパワーそのものです。
久里子様は人生を走り続けるパワーを私に教えてくださいました。
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