「ヴィンセント・イン・ブリクストン」は2002年にイギリス・ロンドンで初演された、
今回は演出を
また演出の森は「小さなキッチンで紡がれるささやかな人間ドラマですが、ふとした瞬間に彼らを包み込む無限の宇宙が立ち現れる、そんな底の知れない作品です。まるでゴッホの絵のようです。かの画家の若き日を演じる正門くんの眼にも、ついに尋常ならざるものが宿り始めました。無邪気とも狂気とも呼べる、真っすぐな何かです。そんな彼に激しく惹かれる未亡人の喜びや哀しみを、七瀬さんが余すところなく体現して下さっています」とコメントした。
東京公演は10月22日まで。本作はその後、26日から11月3日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。
森新太郎コメント
あらためて素晴らしい戯曲だと感じています。稽古場では5人の俳優たちと共に、試しては削いで、削いでは試しての繰り返しでした。そして今、ようやく、この戯曲の核となっている“愛”のかたちが見えてきました。小さなキッチンで紡がれるささやかな人間ドラマですが、ふとした瞬間に彼らを包み込む無限の宇宙が立ち現れる、そんな底の知れない作品です。まるでゴッホの絵のようです。
かの画家の若き日を演じる正門くんの眼にも、ついに尋常ならざるものが宿り始めました。無邪気とも狂気とも呼べる、真っすぐな何かです。そんな彼に激しく惹かれる未亡人の喜びや哀しみを、七瀬さんが余すところなく体現して下さっています。
作者の仮説に基づく物語ですので、けっして史実どおりのゴッホというわけではありませんが、お時間がございます方はぜひゴッホの画集を眺めてからのご観劇をオススメします。特に「古靴」や「星月夜」あたりをおさえておきますと、作品世界の味わい方が全然違ってくると思います。どうぞこの機会にゴッホの絵にも触れてみて下さい。
正門良規コメント
無事スタートを切れる事、そしてここから1公演1公演積み重ねていけることが本当に幸せで楽しみです。
稽古場で愛情あふれるご指導をたくさん頂き、日々この作品への愛が増していきました。
皆さんの元にお届けできる事がとても幸せです。
ユーモア、愛、情熱がたっぷり詰まったこの作品を余す事なく感じていただけるよう、ヴィンセントとして懸命に舞台の上で生きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
夏子コメント
森さんの演出を受けられることが何より楽しい稽古の日々です。そして、ついに初日。私たちの知るヴィンセント・ファン・ゴッホがまだ絵を描き始める前のお話です。もしかしたら、こんな出会いがあったから、今でも多くの人を魅了する作品達が誕生したのかもしれない。そんなドキドキを観て下さるお客様に届けたいと思います。
芸術が生まれる瞬間にも、芸術が届く瞬間にも、そこには人がいることを学びました。
富田健太郎コメント
世にゴッホの作品が多数ある中で、珍しい売れる前のゴッホのお話。
恋に燃え、芸術に燃え、それぞれが選んだ幸せの道。この戯曲の作者、ニコラス・ライトさんの繊細な愛が溢れています。
そして、その愛を森さんの演出の元、丁寧に紡ぎ上げています。
皆さんに見てもらえることを楽しみにしています。
佐藤玲コメント
今作は、座長の正門さん演じるヴィンセントを含め、5人しか登場しない小さな物語ではありますが、その繊細さは果てしなく、どれだけ稽古を重ねても全てを零さずに積み上げられるか……途方もない気持ちになった日もありました。でも今、初日を目前にし、スタッフ・キャスト一丸となって今作を何ひとつ逃さないようにお届けできることを確信し、とてもワクワクしております。
どうぞ皆さま楽しみにご来場ください、劇場でお待ちしております!
七瀬なつみコメント
森新太郎さんの繊細かつ情熱的な演出で、スタッフ・キャスト全員が力を合わせ、儚く美しく力強い愛に満ちた素晴らしい作品を作り上げることができました。そしてこれからもまだまだ進化します!
正門さんのヴィンセントがとにかく魅力的で、私は舞台上で毎日ときめいています。きっとお客さまもときめきが止まらなくなると思います。是非劇場に足を運んでいただき、同じ空間で体感していただきたいです。
「ヴィンセント・イン・ブリクストン」
2022年10月1日(土)~22日(土)
東京都 東京グローブ座
2022年10月26日(水)~11月3日(木・祝)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
作:
翻訳:芦沢みどり
演出:
出演:
まさかどめも。 @masakado66
正門良規主演「ヴィンセント・イン~」幕開け、演出の森新太郎「まるでゴッホの絵のよう」 - ステージナタリー
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