「burst！」は2人の歴史が詰まった特別な舞台、草なぎ剛＆香取慎吾が仲良しトーク

「burst！～危険なふたり～」に出演する草なぎ剛と香取慎吾が、本日9月15日に報道陣の取材に応じた。

三谷幸喜が作・演出を手がける本作は、2015年に初演された舞台作品。草なぎは初演を振り返り、「慎吾ちゃんとラジオで『二人芝居をやってみたいよね』と話していて、それが三谷さんのお耳に入ったことにより実現した舞台。僕と慎吾ちゃんだからこそできる、2人の歴史が詰まった特別な舞台だと思っています。皆さんもぜひ、本番で進化する2人を見届けてください！」と本作に懸ける思いを熱弁した。

香取は「『burst！』は二人芝居なのに、出演者の2人が顔を合わせる時間が少ない特殊な作品。コロナ禍になってから、三谷さんが『この作品ほど、ソーシャルディスタンスを保ったままできる作品はないんじゃないか』とおっしゃって。まさに今再演するのが良いんじゃないか、ということになりました」と再演に至った経緯を明かしつつ、「初演から7年経ち、前回よりも少し大人になったので、作品のベースはそのままに、じっくり噛み締めて演じられたらと思います」と抱負を述べた。

俳優、アーティストとマルチに活動する2人に「俳優として舞台に立つ面白さをどんなところに感じているか？」と記者が尋ねると、香取は「やっぱり生の緊張感ですね。稽古で積み重ねてきたものを繰り返す中で、新しい発見ができるところが舞台の醍醐味なんじゃないかと思います」と回答。草なぎは「例えば、映画やドラマの場合、俳優が失敗したシーンはカットされるのでお客さんの目には触れないんです。でも、舞台の場合はその人のすべてが見えてしまう。僕はそこが、非常に緊張感があって好きなんです」と瞳を輝かせながら、舞台の魅力を語った。

また、記者から「互いの俳優としての魅力」について問われると、草なぎは「慎吾ちゃんは俳優として華がありますよね。立っているだけで画になるのが本当に悔しい！（笑）」と冗談めかしながら、「でもそれって、舞台人にとってすごく大事なこと。慎吾ちゃんにはもっと舞台をやってもらいたいなと思います」と香取に向けて柔らかな視線を送る。

一方の香取は「つよぽんは昔からずっと大好きな俳優さん。映画『ミッドナイトスワン』を観て、（自分の）俳優のお仕事はもう辞めようかと思ったぐらいです（笑）」と絶賛。「でも、いざ久しぶりに一緒に舞台の稽古をしたら、何もできてないんですよ！ まだまだ試行錯誤をしている段階だから（笑）。今はそんな姿に驚いていますが、稽古を経て、本番ではいつも映像で観ているような“完璧なつよぽん”になるんだろうなと思うとワクワクします」と笑顔で語った。

「burst！～危険なふたり～」の公演は、10月1日から26日まで東京・日本青年館ホールにて。