三人芝居「オブセッション」開幕に赤澤燈「僕の彼女が本田礼生というのが見どころ」

三人芝居「オブセッション」が、昨日9月14日に東京・CBGKシブゲキ!!で開幕した。

おかざきさとこが脚本、粟島瑞丸が演出を担う「オブセッション」は、本田礼生、赤澤燈、演劇集団キャラメルボックスの大内厚雄が出演するコメディ。事故で恋人を亡くした三原雄吾（赤澤）は、親の力で事故を揉み消した加害者・曽根崎勇（本田）を恨み、廃墟の一室に監禁する。三原は曽根崎に手をかけようとするが、曽根崎には死んだ三原の恋人が憑依していた。そこへ、曽根崎の命を狙う柳仁保（大内）が現れ……。

初日に先駆けて行われた囲み取材で本田は、作品の魅力を「物語がスタートから二転三転四転していく」ことだと語り、「普通じゃあり得ないズレやシチュエーションが面白い作品だと思っています」とコメント。赤澤は、死んだ恋人の魂が本田演じる曽根崎に乗り移るという物語の設定に触れて「僕の彼女が本田礼生というのが見どころかな」と笑う。

さらに大内が「昨今、詐欺が横行していますけど、一番信頼できる人物を本当に信頼していいのかという社会の問題に切り込んだ作品になっているかもしれません」と語ると、共演者たちからは「そうなの？」と声が上がり、記者の笑いを誘った。

上演時間は1時間30分。公演は9月19日まで行われる。なお一部公演の様子は配信され、アーカイブ視聴も可能。さらに本作のDVDが、12月23日に発売されることも決定した。配信やDVDの詳細については公式サイトで確認しよう。