地球上で初めて結婚したロボットの夫婦描く、PMC野郎「R老人の終末の御予定」

ポップンマッシュルームチキン野郎「R老人の終末の御予定」が、4月18日から23日まで東京・シアターKASSAIにて上演される。

「R老人の終末の御予定」は、2014年に上演された短編「ふたりは永遠に」を原案とした作品。地球上で初めて結婚したロボットの夫婦を題材に、ロボットたちの“ハートのない愛情”が描かれる。作・演出を手がけるのは、主宰の吹原幸太。キャストにはポップンマッシュルームチキン野郎のメンバーのほか、X-QUESTの高田淳、企画演劇集団ボクラ団義の平山空らが名を連ねている。

上演にあたって吹原は「僕個人としても、劇団としても、挑戦に満ち満ちた最高にエモーショナルな物語です。あなたの心をこれでもかと抉りとり、そして抱きしめてみせます。どうか劇場で、この物語を目撃してください。一生モノの宝物をプレゼントしてみせます！」とコメントした。チケットの前売り販売は2月3日にスタート。

※初出時、作品名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

吹原幸太コメント

本作は2014年にたった10分の短篇として発表し、好評をいただいた「ふたりは永遠に」を原案とした作品です。
機械仕掛けの老夫婦の、個別にも見える幾つかのエピソードが連なりあい、最終的に大きな物語へと帰結する、ある種の連作集のようになっています。
元々、原案となる短編を書き終えた時から、「この話は夫婦の大きな物語の一つのエピソードに過ぎない」という構想が頭の中にあり、別作品を作りながらもコツコツとアイデアを書き溜め、この度ついに作品として発表出来る運びとなりました。
当初は「全エピソードを描いて60分くらいかな。1本の作品として上演するには少し短いだろうか」と思っていましたが、アイデアが湧きに湧いて、気が付けばいつも通りの、いやいつも以上に濃厚な長篇作品になっていました。こんなに構想段階から成長した物語は、僕の脚本家人生で初かもしれません！
僕個人としても、劇団としても、挑戦に満ち満ちた最高にエモーショナルな物語です。
あなたの心をこれでもかと抉りとり、そして抱きしめてみせます。
どうか劇場で、この物語を目撃してください。
一生モノの宝物をプレゼントしてみせます！