中村米吉、楽屋に集結した“おみくじアベンジャーズ”でカワイイ運試し！

題字：中村米吉
提供：中川政七商店

米吉×カワイイコラム、3度目のお正月！

みなさま、少し遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
このコラム3度目のお正月、本年も相変わりませずお付き合いの程をお願い申し上げます。

お正月。
おせちにお雑煮、お年玉。
箱根駅伝、お笑い番組、井之頭五郎。
思い思いの新年を迎える中、欠かせないのが初詣。
つい1週間前までキリストの生誕祭をしていた人たちが、柏手打って賽銭ポンッ。
こんな節操のない私たちを大きな心で見守ってくださる神様に感謝です。
本当にありがたい。
かしこみかしこみアーメン阿弥陀仏……。

そして、初詣に行ったなら、引いてしまうのがおみくじですよね。
どこが出典なのかよくわからない和歌が書いてあるアレです。

ということで、今回はおみくじでコラムをお届けしましょう！
え？ おみくじは可愛くない？
そんなことない！ これを見よ！

こちらは中川政七商店さんのおみくじたち。
この陶製のお人形の中におみくじが入っています。

今年の干支の巳に、招き猫やダルマたち、奈良創業のお店だけに、鹿のおみくじも！

並べてみると壮観です……。
名付けておみくじアベンジャーズ！（笑）

色とりどりのダルマさんは、金色はちょっと強そうで、桃色は優しいお顔で柄も桜。

それぞれ黄色は金運、桃色は恋愛、金色は必勝祈願、赤色は家内安全、緑色は学業をそれぞれ司っているんだとか！

さぁ、早速今年の運を試してみるか！

最初は曽我十郎氏に、弟に似ている“巳”のおみくじを引いてもらいました。

中身は「末吉」。
「いいことがある……かもしれません。」
とのお言葉。
仇、討てるかなこんな運勢で……（笑）。
でも、おみくじに意味深な富士山の柄が！
何かの暗示かもしれません……！

さぁ続いては“大富豪”らしく金色のダルマを真琴姫さんに。

こっちも「末吉」……。
「喝を入れて仕切り直し」
とのお言葉。
仕切り直し……？ やっぱりこのお芝居に続きがあるってこと？（笑）

最後は本人、私米吉が招き猫を開けましたよ！

「中吉」！ 一番いい成績だ！
“中村米吉”、略して“中吉”、だしね。
「良い情報に目を光らせろ」
とのお言葉。
良い情報？
あ！ もしかして私がネコの“小太郎”役を勤める朗読劇「青空」のことでは!?
俳優座劇場で2月6日19時からの回に出演する、という情報ですね！
さすがは招き猫。猫に関する情報にめざといですなあ（笑）。
ぜひご来場くださいませ！

おみくじの中身も凝っていて、全部柄が違いました！

シカのものは大仏や法隆寺など奈良にまつわるものが描かれていました。
おみくじは神社に納めますが、この子たちはお家にお迎えできますので、1年の運を占いながら、その運勢の行末をこの子たちに見守ってもらってはいかがでしょうか！


ちなみに、私が開けなかったほかのお人形に大吉が2個もあったそうです……。


悔しい!!!

中村米吉

1993年、東京都生まれ。播磨屋。中村歌六の長男。2000年に中村米吉の名を襲名して初舞台。2011年から女方を志し、「鬼一法眼三略巻 菊畑」で皆鶴姫、「与話情浮名横櫛」でお富、「松浦の太鼓」でお縫、「仮名手本忠臣蔵 七段目」で遊女お軽、「絵本太功記」で初菊などを勤める。またアメリカ・ラスベガスで行われた歌舞伎興行では、2015年に「鯉つかみ」小桜姫役、2016年に新作歌舞伎「獅子王」白縫姫役で出演。2015年には「鳴神」の雲の絶間姫役の演技で十三夜会奨励賞、2021年には第42回松尾芸能賞で新人賞を受賞した。2022年7月に上演された「風の谷のナウシカ 上の巻 ―白き魔女の戦記―」、2022年12月から昨年1月にかけて上演された「オンディーヌ」では、それぞれタイトルロールを務め、2023年3・4月に上演された「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」、2024年2・3月、10月に行われたスーパー歌舞伎「三代猿之助四十八撰の内『ヤマトタケル』」の東京公演と福岡公演では、それぞれヒロイン役を勤めた。また女方の大役・三姫より、「祇園祭礼信仰記」雪姫を2023年9月、「本朝廿四孝」八重垣姫を2024年1月、「鎌倉三代記」時姫を2024年11月に、それぞれ初役で演じた。

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