3つの夢が叶った贅沢な場
「十二夜」はシェイクスピア喜劇の中でも最高作の呼び声が高い作品。双子の兄と生き別れた主人公の女性・ヴァイオラが、生き延びるために男装したことから始まる恋の三角関係が描かれる。会見には正門と森のほか、共演者である
演出を手がける森は、正門が演じるヴァイオラについて「シェイクスピア時代には少年俳優が演じていた役なので、男性に演じてほしかったんです。男性が女性の役割、その女性の役がさらに男性の役割を担う、という重なった構造がとても面白いと思っていたので」とコメント。「チャーミングな男の子」である正門に白羽の矢が立ったことを明かした。
正門は「ずっと舞台が大好きで、いつかシェイクスピア作品に挑戦したいと思っていました。できることなら森さんの演出で、この会場でやりたいとずっと思っていたので、そんな3つの夢が叶った本当に贅沢な舞台です」と目を輝かせる。本番に向けた稽古については、「皆さんは初日からのギアの入り方がすごくて、『負けてられへん、がんばらな!』と思いながら取り組んでいたのを覚えています」と笑顔で話した。
まーくんと育んだ愛
オリヴィアを演じる大鶴は、「まーくん(正門)とたくさんの愛を育みました」と冗談めかしながらコメント。印象的なエピソードを尋ねられると「まーくんとの“熱いキス”ですね。稽古場でキスシーンをしたときも嫌がらずに受け入れてくれたのが印象的でした」と笑顔で語る。これを聞いた正門は豪快に笑いながら「いや、嫌がる隙もなかったんです!」と照れ混じりに返し、会場を和ませた。
最後に正門は「せっかくの喜劇なので何も考えずに笑いに来ていただけたらいいなと思っております」とコメント。「気軽な気持ちで、ただただふらっと来て、楽しんでいただけたらいいなと思います」と穏やかにほほえみ、会見を締めくくった。
Madara @Kal_El_07
@natalie_mu 正門良規とキャスト陣がこの作品に多大なエネルギーをもたらしたようだ。