「ここから幕が上がっていく」力強いオープニング
今回のツアーで展開されるのは9月10日にリリースされた最新アルバム「RAISE」の世界。オープニングで堂本はアルバムリード曲「The beginning of the world」をダンサー12名を従えてパフォーマンスし、壮大な世界の幕開けを感じさせる。MCで堂本はこの曲に込めた思いを「今の状況だからこそ『ここからスタートなんだ、ここから幕が上がっていくんだよ』という強いメッセージを込められないかな、と作っていった曲です」と語り、自身を取り巻く状況が変わっていく中での熱い気持ちを表したことをファンに明かした。
「RAISE」の収録曲を多数披露する一方、「PLAYFUL」ツアーの楽曲を改めてパフォーマンスし、その世界観を再現するパートも。さまざまな制限が設けられた中で繰り広げられた当時のステージとはまた異なる、本来の姿を見せつけるような開放感に満ちたパフォーマンスでファンを感嘆させた。
ライブ後半では会場の上空に浮かぶT字型の“浮き橋”で堂本が熱唱し、観客を大喜びさせる。この浮き橋が使用されるのは2012年に行われたツアー「KOICHI DOMOTO Concert Tour 2012 Gravity」以来。幻想的な空間から届けられる美しい歌声に、観客はうっとりと耳を澄ませた。
「いいんですか、寺西くんじゃなくて?」
圧巻の歌声やゴージャスな演出とは対象的に、MCでは堂本光一らしさを前面に押し出したトークで1万5000人を爆笑に導いた。4年ぶりのツアーということもあり、初めてライブに足を運んだという観客が何人も手を挙げると、堂本は「意外といますね。いいんですか、寺西くんじゃなくて?」とtimeleszの寺西拓人の名前を挙げて笑いを誘う。「Endless SHOCK」で長きにわたり共演し、timeleszの新メンバーとしてデビューを果たした寺西に向け、堂本は「あいつもね、急に(世の中に)見つかって。事務所の対応も急に変わったからね(笑)」と独特の言い回しでエールを送った。
ステージの両サイドの席に座る観客に「見にくいですよね?」と気を配りつつ、「座席っていうのは当日会場に入るときにわかるんですか? ああ、やっぱりそうなんですね」と問いかけた堂本は「でも遠かろうが近かろうが、僕は(ファンが)見えてないので大丈夫です!」とバッサリ切り捨てて爆笑をさらう。そんな一面を見せたのもつかの間、ツアー初日の名古屋公演を振り返った際には「お客さんの顔が本当にキラキラしてて……あっ、顔見えてないって言ったのに矛盾が……(笑)」とあわてる場面も。客席から和やかな笑いが起こる中、堂本は「こんなに待っててくださったんだなと、ありがたい気持ちです」と正直な思いを吐露して拍手を浴びた。
今回のツアーは11月5日と6日の大阪・大阪城ホールまで全11公演。13万6000人の動員が予定されている。
KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2025 RAISE(※終了分は割愛)
2025年10月24日(金)福岡県 マリンメッセ福岡 A館
2025年10月25日(土)福岡県 マリンメッセ福岡 A館
2025年11月5日(水)大阪府 大阪城ホール
2025年11月6日(木)大阪府 大阪城ホール
くー❤️ @kurumi_kink
堂本光一4年ぶりツアー
本日、横アリ2日目🎶
行ってきます🤩うふふ♥️ https://t.co/DzkPzywWaR