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表情豊かな歌声で序盤から観客を魅了
昨年11月につばきファクトリーを卒業し、24歳の誕生日である2024年4月1日にシングル「BLUEMOON BLUES」を配信リリースして、ソロデビューを果たした岸本。本番前に行われた囲み取材では、「今日は私の1回目のライブなので、来てくださる1人ひとりの方に向けて歌を歌いたいです。アイドルのライブにしか行ったことがない方もいらっしゃると思うので、そういう方々がまだ知らない音楽の楽しさを感じていただきたいです」とデビューワンマンに向けて熱い意気込みを述べていた。チケットはソールドアウト。会場には彼女の記念すべき第1歩を見届けるべく多くの観客が足を運んだ。また当日は、つばきファクトリーの現メンバーである小野瑞歩、小野田紗栞、秋山眞緒、八木栞も応援に駆け付けていた。
夜8時。開演時刻を迎えると、楢原英介(G /
シティポップ調の洒脱なサウンドの「真夜中の鍵」をソウルフルに歌い上げ、続く「xabon」では情感漂うセンチメンタルな歌声を届けるなど、表情豊かなボーカルで観客を序盤から魅了していく岸本。バンドメンバーともすっかり打ち解けている様子で、最初のMCでは、「人に対して素敵だと思うところは?」という岸本の突然の質問に、各メンバーがそれぞれの思いを述べるなど、和気あいあいとした雰囲気が作り上げられ、ステージとフロアの距離が一気に縮まった。
ジャニス・ジョプリン、山崎まさよしをカバー
「BLUEMOON BLUES」では岸本がアコースティックギターを弾きながら歌唱。ブルージーなサウンドに乗せて、愁いを帯びた歌声を響かせた。続けて披露されたのはジャニス・ジョプリン「Mercedes Benz」のカバー。岸本は観客とともに大きくハンドクラップしながら、敬愛するジャニスのナンバーを気高く堂々と歌い上げた。「私の人生の先輩であり音楽の先輩であり大好きなお友達」だという
バンドメンバーがステージからはけると、岸本は「お話、ちょっといいですか?」と切り出し、「私の楽しいパワーで、みんなが日々感じている嫌なことを塗りつぶしたい。音楽でそれができたらいいなと思ってます。皆さん、嫌なことあれば楽しいこともいっぱいあるよね。その楽しいことの中の1つに、私のライブを入れていただけたらいいなって」と自らの思いを伝える。そしてアコギを手に取ると、はにかみながら「みんなの優しさに期待してます(笑)」と観客に伝え、「BLUEMOON BLUES」を弾き語りで披露。日々研鑽を重ねているというギターの演奏とともに、エモーショナルな歌声を会場いっぱいに響かせた。
みんなの生活にエールを送りたい
バンドメンバーがステージに登場し、
鳴りやまない拍手に応えて再びステージに登場した岸本は「本当にありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝え、「ギターのオンオフのスイッチを踏み忘れたり『イチ、ミマン』なところもありましたけど(笑)、集まってくださった皆さんのおかげで最後までライブをお届けすることができました。私の未来も楽しみだなと思ったので、皆さんの未来にもちょっと私もお供させていただけたらなと思いました。今後、またライブとか私が歌う場所に足を運んでいただけたらなと思います。ぜひ皆さん、また会いましょう!」と力強い言葉で初のワンマンを締めくくった。
セットリスト
「イチ、ミマン」2024年6月8日 新宿LOFT
01. 心にSUNNY
02. 真夜中の鍵
03. xabon
04. BLUEMOON BLUES
05. Mercedes Benz(オリジナル:ジャニス・ジョプリン)
06. り:すたーと
07. パンを焼く(オリジナル:山崎まさよし)
08. BLUEMOON BLUES(弾き語りソロ)
09. なぐさめないで
10. しあわせはっぴぃ
11. イチ、ミマン
12. ユーアーアイ
※xabonの「o」はアキュートアクセント付きが正式表記。
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ハジメタル @hajimetal
【ライブレポート】岸本ゆめの、新宿LOFTで記念すべき1歩を踏み出す「みんなが感じている嫌なことを塗りつぶしたい」(写真11枚) https://t.co/D2uWn4qpED
先日サポートで参加させて頂いたライブの記事です。
#岸本ゆめの #イチミマン