被災地の人々に寄り添った「星野源のオールナイトニッポン」放送文化基金賞を受賞

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ニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」1月2日放送回が「第50回放送文化基金賞」のラジオ部門で奨励賞を受賞した。

星野源とは?

1981年1月28日埼玉県生まれの音楽家、俳優、文筆家。2000年には自身が中心となりインストゥルメンタルバンドSAKEROCKを結成。2003年に舞台「ニンゲン御破産」への参加をきっかけに大人計画に所属する。2010年に1stアルバム「ばかのうた」でソロデビュー。2016年リリースのシングル「恋」は、自身も出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌として話題を集め、ドラマのエンディングでキャストたちが踊る“恋ダンス”がブームを巻き起こした。2019年には初の5大ドームツアーとワールドツアーを開催。2020年、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下でSNSを通じて新曲「うちで踊ろう」を発表し話題を呼ぶ。同年末には「NHK紅白歌合戦」に出場し、この曲の“特別バージョン”を披露した。2022年4月にテレビアニメ「SPY×FAMILY」のエンディング主題歌「喜劇」、7月に映画「ゴーストブック おばけずかん」の主題歌「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」をリリース。俳優としてはドラマのみならず、映画「箱入り息子の恋」「引っ越し大名!」「罪の声」などにも出演している。著書は「そして生活はつづく」「働く男」「よみがえる変態」など。2016年からニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」のパーソナリティを務めている。

ニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」1月2日放送回より。

ニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」1月2日放送回より。

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星野源

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1月2日放送の「星野源のオールナイトニッポン」は当初年末に収録したものをオンエアする予定だったものの、元日に発生した能登半島地震を受け、パーソナリティを務める星野の提案により急きょ生放送に。星野と番組スタッフ全員がニッポン放送のスタジオに集まり、“いつも通り”の放送を全国に届けるべく、リスナーからのメールを読み、寄せられたリクエストに応え、被災地で聴いている人々に寄り添いながらトークを展開した。

番組の中で「一緒に不安になりましょう。きょうは一緒に時間を過ごすというのが目的だと思います」と語りかけた星野。彼は自身の楽曲「光の跡」について「金沢に行ったことがこの曲にものすごく影響を与えている」「少しでも何か伝わっていたらうれしい」と話し、同曲をオンエアした。

「放送文化基金賞」は公益財団法人放送文化基金によって、優れたテレビやラジオ番組、個人・グループに毎年贈られる賞。第50回は昨年4月から今年3月までに放送された番組が対象となった。「星野源のオールナイトニッポン」1月2日放送回は「ラジオの同時性と広域性という特徴を見事に生かした。その理性と配慮によって、星野源たちの力は、その場にいない聞き手たちを、あの時間に思わず惹きつけていく魅力をもって、迫ってくる」という理由で今回受賞に至った。なお、ニッポン放送の番組が「放送文化基金賞」を受賞するのは4年連続となる。

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Mami @MamiSaito5

どこぞの奴らにも見習って欲しいわな
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