カーネーションが“音楽ドキュメント”を配信するサイト誕生
2010年4月7日 13:51 1
「LIVE CARNATION」は、カーネーションが新たな音楽の在り方を提示すべくスタートさせたもの。まずは昨年末の「“Velvet Velvet”ツアー」を含む過去のライブを2セットと、ボーカル直枝政広の弾き語りライブ2セットが用意されている。ファイルフォーマットはMP3と、24bit/48kHzのWav音源ファイルからロスレスで変換した高音質音源FLACファイルの2種類で、ユーザーは自由に選択することが可能。また、各コンテンツごとにライブレポートの募集も行われている。
サイトでは今後開催されるライブの音源はもちろんのこと、過去のカーネーションの貴重なライブ音源、直枝政広の録り下ろしによる弾き語りなど、新たな音源の配信が予定されている。
この新たな試みに関し、直枝政広は「どう面白く化けるかは、音楽のクオリティやサイトの柔軟なアイデアにかかっています。でも、ぼくたちは考える前にまずは動き出してみたい」とコメント。今後も「LIVE CARNATION」ならではの新たな展開が期待できそうだ。
直枝政広(カーネーション)コメント
配信サイト「LIVE CARNATION」が動き出します。
ここでは最新のライヴ音源はもちろん、ライヴ・アーカイヴス、秘蔵音源、録り下ろしのオリジナル作品などを配信販売していきます。
以前より、米国のバンドPhishがFLACでのライヴ音源配信を始めていることは知っていましたが、その理想の実現化にあたっては、どうしてもシステムの構築やその維持がネックになるのでした。もちろん、そのバンドの成り立ちやユーザー数の規模も違うわけですし、ましてや国内ではアーティスト専用の配信サイトという前例はほぼありません。なので、ぼくらのこのやり方が成り立つかどうかはまるで未知数な中でのスタートになります。
音楽配信に対しては違和感を覚える方もいらっしゃると思います。ただ、カーネーションは従来通り、本道であるオリジナル・アルバムの制作においてはその形態やパッケージにこだわり続けます。アナログ盤やカセットにまで異常な愛を持つバンドが配信だけで納得するわけがありません。
ただ、このような音楽ドキュメントとも言えるレアな音源を発表してゆくにあたってはパッケージ制作の無駄を省いたかたち、その音源重視の安価な配信システムを利用しない手はないだろうと判断しています。しかもここでは迅速に音源の高音質での提供が可能なのです。
はたして今後、このような試みがどう面白く化けるかは、音楽のクオリティやサイトの柔軟なアイデアにかかっています。でも、ぼくたちは考える前にまずは動き出してみたい。「LIVECARNATION」が充実の音源コレクションになるよう努力していきます。
楽しみましょう。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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