毎年恒例となった仙石の生誕祭公演。この日で24歳の誕生日を迎えた彼女の誕生日を祝うために生誕Tシャツを着たファンが会場に集結し、2部制の公演は仙石の担当カラーである赤色一色で染め上げられた。
1部は「武士女道 EXTRA公演」と銘打たれ、仙石と各メンバーが1対1でトークするという珍しい試みが行われた。最年長の仙石と最年少の新井愛瞳のトークでは、仙石から「私のほうが(新井に)付いていきたくなる。泣きそうなときに寄り添って胸を貸してくれるんです。あとお菓子をくれます」といった発言が飛び出すなど、どちらが年上か混乱するような会話が終始展開される。また佐保明梨とのトークでは佐保の加入時のエピソードが2人によって語られた。昔を懐かしみつつ佐保は「結成当初はコンセプトもよくわかんなかったけど、この4年間でアプガにもしっかりとした色ができたよね。あと、みーこ(仙石)はこんなにヘンテコな子だとは思わなかった(笑)」とコメントする。すると仙石は「明梨もクールビューティを気取ってたのに変人だし、お尻もいっぱい触るし!」と反論。さりげなく毒を吐く2人の会話に会場は大きな笑いに包まれた。そんな掛け合いのあとはメンバー7人がそろって楽曲を届け、爆笑トークとライブでファンを楽しませた。
そして2部の生誕祭本公演ではオープニングから仙石ソロによる「なめんな!アシガールズ」が歌い上げられ、オーディエンスを早くも熱狂させる。歌唱後のMCで仙石は「こんなに集まってくださって本当にうれしいです! 私にとって大切なこの日を皆さんと一緒に刻み付けていきたいです!」とライブへの意気込みを語り、「Rainbow」「バレバレI LOVE YOU」を続けてソロで披露した。
ここでメンバー全員を呼び込んだ仙石は、サプライズで用意されたバースデーケーキに大感激。「今年はケーキがないって聞いてたから本当にうれしいです」と喜びつつも「ここでパイとか出てこないですよね? 無事にケーキが出てきたことなんて今までなかった」と疑心暗鬼な表情を見せる。すると新井は「まだ食べれるとは決まってないよ?」と追い打ちをかけ、ファンからの笑いを誘った。そして全員で「美女の野獣」「サバイバルガールズ」といった激しいナンバーが届けられ、「アップアップタイフーン」ではひさしぶりに仙石を担ぎ上げた“みーこし”が復活した。
オーディエンスのテンションを上げたところで仙石のソロ曲「サムライドル ~武士女道の上より~」が披露される。「サムライドル」は古川小夏が振付を担当しており、曲の冒頭では仙石によって華麗な殺陣が行われた。また曲中でもメンバーが入り乱れたフォーメーションで仙石を引き立たせるなど、“侍魂”を掲げる仙石をフィーチャーした内容にフロアは大熱狂した。
終盤は再び仙石がソロで「SAKURA DRIVE」「Runway」「SAMURAI GIRLS」を歌い上げてライブ本編を締めくくる。そしてアンコールを受けて再び登場した仙石は改めてこの日の感想を述べた。仙石は「普段は7人でライブに出てるのでソロで歌うといろんなことに気付きますね。アプガの力強さを改めて感じました。誕生日にメンバーの大切さを実感することができました。そして皆さんがいるから倒れないでライブすることができます。いつも温かい応援ありがとうございます。24歳になって、もう立派な大人でレディだと思うんですけど、まだまだ女性らしさがなくて。もっと気品をもっていきたいですね」と抱負を述べる。
続けて仙石は「アイドル戦国時代が終わってしまおうとも、みんなで魂を燃やせるような時代を作っていきたい。アプガはアイドル界だけでなくいろんなところに斬り込んでいきたいです! 私たちが皆さんの魂を燃え上がらせたいです! 炎上させます!」と熱く語り、最後は思いを込めて「Dateline」を熱唱。大歓声に包まれたまま仙石は自身の生誕祭公演を終えた。
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