原作を読んだ感想を聞かれた鈴木は「『ものすごい作品を読んでしまった』と。自分が役を演じることへのハードルの高さも感じました」と切り出し、「春日とは生まれ育った環境がまったく違うので距離感がありましたが、役が近付くほど『本質的な部分は似ている?』とも思って、気持ちを熱くして演じることができました」と回想。「今まではポジティブに生きてきましたが、自分のできないことや見たくない部分を、春日を通して見ているようでした」とも振り返る。
あのも原作の印象を「“出会ってしまった”という衝撃を受けました」「何もわからず、とにかく毎日を走り続けていた自分を肯定してくれた作品です」と思いたっぷりに述べる。役作りでは“芋っぽさ”を重視したそうで、「普段のしゃべり方の癖をなくして、なるべく役に寄せようと……。不安だったのですが、試写を観た押見さんから声を褒められたのがうれしかったです」と胸をなで下ろしていた。
井頭は「誰しもが持っている心の奥底の感情が丁寧に描かれている」と原作について語り、「特に佐伯には今にも消えてしまいそうな危うさがあって、ずっと強がっているけど、どこか守ってあげたくなる」と説明。「思春期の心の移り変わりの“危なっかしさ”を表現できればと思いました」と言うと、鈴木は「ドラマではまさに“佐伯さん劇場”という感じで、この作品で一番怖い人物かもしれない」と伝える。そして中西は、常磐が春日といるときと、ほかの友人といるときで違った一面があることに触れ、「しぐさにも差があるので、原作に忠実に演じようと思いました」と述懐。乃木坂46に入ったときには「髪は染めない」と思っていたそうだが「ドラマの撮影にあたり、初めて染めようと。明るい茶髪姿で、ちょっとやんちゃな高校生を演じさせていただきました」とほほえんだ。
撮影中のエピソードに話が及ぶと、鈴木は「山場のシーンがたくさんあって、1つクリアしたかと思えば次がすぐに待ち受ける。上裸になったり、パンイチになったり(笑)」と苦労を告白。秋から冬にかけての撮影を「凍え死にそうだった」と思い返すが、そんな中で彼を助けたのが、ほぼ毎日提供されたケータリングだったという。鈴木は「毎日ケータリングというのは珍しいんですよ。温かいごはんがとってもうれしかったー!」と笑顔を見せる。登壇者一同が好きだったメニューを発表するコーナーでは、「どしゃ降り後のラーメン」と回答したあのが「雨が土砂降りになるシーンは夜の撮影ということもあって、震えが止まらなくなりました。その途中にいただいたキムチラーメンが沁みて沁みて……」とにっこり。隣で同じ回答を出した井頭も「本当にありがたかった!」とうなずいていた。
「生まれ変わるならどのキャラクター?」にトークテーマが移ると、あのは「全員しんどそうで、想像するだけで疲れちゃう」と言いつつも、「春日には周りの人物を引き寄せていくエネルギーがあって、なんだかんだいい思いをしているなと。僕もブルマを盗みたいし! 匂いを嗅ぎたいし!」と訴え、会場を笑いに包む。「春日の着用シーンは『いいな~!』と思ってました」とも続け、鈴木を「そう思ってたの!?」と驚かせていた。
また中西は「注目してほしいシーン」を質問されると、仲村が春日を思いきり殴る海辺の場面をセレクト。「常磐としては、仲村さんが初めて感情をあらわにする様子を見るんです。監督とモニタ越しに『おお』となる、いいパンチでしたね」とあのの演技を称賛する。あのが「感情を込めて挑ませていただきました。殴られる演技も上手だよね?」と鈴木を見やると、MCも「中毒性があって、もっと見たい!と思えます」とコメント。鈴木は「喜んでいいのか……(笑)。春日は1話からたくさんやられているので、ぜひ注目してください」とアピールした。
最後に鈴木は「スタッフ・キャスト一同が魂を込めて、血を注いで作り上げた作品です。テレ東のドラマ作品の中でも本作は特に攻めていて、『ここまでやっていいんだ』という部分を見せられると思います」と語りかける。あのは「原作に愛がある人たちの熱量がある作品で、そこに携われてうれしかったです。1話ごとに違った空気感になっている不思議な要素もあり、最後まで目を離さずにしっかり目に焼き付けてほしいです。絶対に衝撃がそこにあると思うので」と言葉に力を込めた。
「惡の華」はテレビ東京ほかにて4月9日にスタートし、毎週木曜深夜にオンエア。各話放送後からディズニープラスで見放題独占配信される。監督は
ドラマ「惡の華」作品情報
放送局・放送日時
テレビ東京ほか 2026年4月9日(木)スタート 毎週木曜 24:00~24:30
BSテレ東 2026年4月15日(水)スタート 毎週水曜 24:00~24:30
配信
ディズニープラス 各話放送後から見放題独占配信
TVer、ネットもテレ東、Lemino 見逃し配信
スタッフ・キャスト
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
脚本:目黒啓太 / たかせしゅうほう
監督:ヤング ポール / 井口昇
主題歌:
プロデューサー:漆間宏一 / 涌田秀幸
出演:鈴木福 / あの / 井頭愛海 / 須藤千尋 / 中西アルノ(乃木坂46)/ 長谷川朝晴 / 中越典子 / 紺野まひる / 堀部圭亮 / 雛形あきこ ほか
ドラマ「惡の華」90秒トレイラー
リンク
フォローして最新ニュースを受け取る

たかせしゅうほう(監督・脚本家) @shuho23
#ドラマ惡の華
記者会見
かなり詳しく内容書いていただいてます。
楽しかったー! https://t.co/pt4ZoiSkRJ