人を食いたい…田辺・弁慶映画祭グランプリ受賞作「竜宮の誘い」限定上映が決定

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第19回田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門でグランプリに輝いた映画「竜宮の誘い」が、「田辺・弁慶映画祭セレクション2026」にて5月8日より東京・テアトル新宿で1週間、6月17日より大阪・テアトル梅田で2日間限定上映される。

映画「竜宮の誘い」ティザービジュアル

映画「竜宮の誘い」ティザービジュアル [高画質で見る]

「竜宮の誘い」は“人を食いたい”という欲望にとらわれた青年・サトウの物語。ある日、1台のスマートフォンを拾ったサトウは、それを機に謎の男たちから運び屋の闇バイトを強いられる。違法だが稼ぎのいい闇バイトで得た大金。サトウの食人願望は夢から現実に姿を変え、やがて彼を破滅に至る深淵へと引きずり込んでいく。YouTubeでは特報が公開中だ。

キャストにはサトウ役の戸張瞬をはじめ、美南宏樹、伊藤広大、楠本奈々瀬、唯木美里、春歌まりん、加藤亜紀歩、春園幸宏、関淳平、鯉家愛海、天萬愛紗、古屋美彩が名を連ねる。脚本・監督・製作を担当した山田純は、今回の発表に際し「自主制作という枠組みを打破するに十分な熱量をスクリーンに焼き付けた自信があります。本作がひとりでも多くの方の目に留まり、刺激的な映画を求める皆様が劇場という暗闇へと『誘われ』ることを心から願っております」とコメントした。

また本作を鑑賞した映画監督の酒井善三佐向大品川ヒロシ木村ひさし篠原哲雄、作家の浅尾典彦、人喰いツイッタラー・人間食べ食べカエル、俳優・今藤洋子の推薦コメントが到着。下記にまとめた。

※「竜宮の誘い」はR15+指定作品

映画「竜宮の誘い」特報

山田純 コメント

世の理が届かない、底知れぬ人間の業。そんな暗澹とした世界を覗き込む「名状し難い映画体験の高揚」を目指し、「竜宮の誘い」を制作しました。
自主制作という枠組みを打破するに十分な熱量をスクリーンに焼き付けた自信があります。本作がひとりでも多くの方の目に留まり、刺激的な映画を求める皆様が劇場という暗闇へと「誘われ」ることを心から願っております。

映画「竜宮の誘い」の脚本・監督・製作を担当した山田純

映画「竜宮の誘い」の脚本・監督・製作を担当した山田純 [高画質で見る]

戸張瞬 コメント

本作は初主演映画であり、初映画デビューです。とんでもない映画デビューになった気がしています。ただ、間違いなく代表作と言える“異質”な作品に出演している事を光栄に思います。
僕が演じるサトウは普通の人間です。サトウには正義があります。みなさんも譲れない正義があるはずです。サトウの勇敢な姿を見届けて欲しいです。

映画「竜宮の誘い」でサトウを演じた戸張瞬

映画「竜宮の誘い」でサトウを演じた戸張瞬 [高画質で見る]

酒井善三 コメント

なんとも挑戦的で、怖ろしい作品でした。
ダークでありながら、海外ドラマのようなポップさとテンポある展開、危うい登場人物だらけの設定は、正義と悪の二元論で収まらずに胸が躍りました。
安牌な撮影ではなく、駅での撮影や、車や夜ロケなど、フットワークの軽さを、リスクと労力をかけたリアルな撮影に活かすバイタリティには驚嘆するばかりです。
電車内のシーンの見つめ合いの異様な迫力には恐怖しました。
狂気的な役柄はさぞ難しかろうと思いますが、主演の方の目と確信に満ちた佇まいが非常に説得力があり、印象的です。

佐向大 コメント

都市の裂け目に落ちた若者の白昼夢。
であればいいのだけど、その肌触りは妙にナマあたたかく、安全なはずのこちら側にじっとりと纏わりつく。
しまった、嫌なものを見てしまった。
そう思ったときには、すっかり目が離せなくなっている。

品川ヒロシ コメント

自分が犯罪に関わったとしたら、全ての人が怪しく不気味に見える。だけどそれを映像にするのは難しい。本作はサイコホラーとして全ての人物が景色が建物が、一見普通の人々が不気味に見える。電車や車の移動中も全てを不気味に感じさせる。緊張感の解けない映画。

木村ひさし コメント

この作品の感想は難しい。それは、作品に出てくるキャラクターに一切の感情移入が出来ないからだ。自分に当てはまるものが、ひとつもない。なのに観始めたら目が離せない。共感するものが、ひとつも無いキャラクターたちが持つ生きている事のリアリティが、この映画のラストを目撃しなくては我慢出来なくさせているのか。知りたい要求を持ってしまう何かが此処にはあるのかもしれない。ひとつ言える事は、覚悟を持って観ることをお勧めします。

篠原哲雄 コメント

そのロマンチックなタイトルから想像される荘厳な響きとは些か違う「怖さ」と「気味悪さ」と「居心地の悪さ」に怯えながら、いつのまにか嵌っている自分がいた。飄々としながらも実は「人肉食いたい」主人公や彼の得体の知れなさに惚れ込む健気なヒロインに訪れる思わぬ展開など、全体は端正なフレームでストイックに描かれながら、その「誘い」は哀しいけど実はユーモラスで底知れぬ。

浅尾典彦 コメント

もう誰も信じられない!
仕事をオーダーする奴も、受け取り主も、荷物も。
そして主人公すらも!
キャバクラのボーイだったサトウは、ある日
拾ったスマホがきっかけで「闇堕ち」する。
裏世界のヤバイ運び屋を繰り返すうち
さらに異様な体験をする。
ピリピリとした感覚に囚われるノワール映画。
理解を超えた展開がこわい。
地下鉄のシーンは心拍数が上がる。
この作品には「悪魔のいけにえ」を初めてみた時のあの“乾いた狂気”が横たわってる。

人間食べ食べカエル コメント

若者が闇バイトに巻き込まれて大変!かと思いきや、巻き込まれた側も只者ではなかった!! 主人公が持つ無気力性とアブノーマルな欲求と異常な適応力が物語を面白い方向に歪めていく。これはジャンル分けが難しい。強いて言うなら社会の理の外にいる奴らが送る日常ドラマ? どこか滑稽さを覗かせつつも、鑑賞後は冷徹な恐ろしさが強く残る作品でした。

今藤洋子 コメント

いつからその誘惑に取り憑かれてしまったのか。
終始不穏な空気の中で、肉親、肉欲、そして文字通りの「肉」に関して、想いを巡らし続ける時間でした。

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©︎Yamada Jun/Cinemago

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読者の反応

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zombie手帖 @zombietecho

@alias_LV_426 タイトルとの関係も気になりますね。なおティザービジュアルはセンシティブになりそうでポストしませんでした。
https://t.co/QNVOb7PnRY

コメントを読む(8件)

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