チャールズ・チャップリンの特集上映が全国で開催、ドキュメンタリー公開記念

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喜劇王チャールズ・チャップリンの魅力とルーツに迫る映画「チャップリン」の本ビジュアルが到着。このたび、チャップリンの名作を一挙上映する特集企画「チャールズ・チャップリン監督作セレクション」の開催が決定した。

「チャップリン」本ビジュアル

「チャップリン」本ビジュアル [拡大]

多くの映画で、ちょびひげにだぶだぶのズボンと大きなドタ靴、ステッキと山高帽がトレードマークの“放浪紳士”に扮したチャップリン。ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を取り入れたユーモアあふれる作品を多く生み出し、世界中の人々を魅了してきた。代表作には自ら監督・主演した「黄金狂時代」「街の灯」「モダン・タイムス」「チャップリンの独裁者」などがある。

これまでもチャップリンに関する作品は数多く作られてきたが、本作はチャップリン家が全面的に協力し公認した唯一のドキュメンタリー。極貧だった少年時代から、アメリカを追放され、スイスで過ごした晩年に至るまでを息子のマイケル・チャップリンがたどり、1人の人間として、父親としてのチャップリンの姿に迫る。孫のカルメン・チャップリンが監督を務めた。

「チャップリン」場面写真

「チャップリン」場面写真 [拡大]

ビジュアルは息子マイケルの「父は青い瞳だった」というアドバイスを取り入れながら、“放浪紳士”に扮するチャップリンを肖像画のように表現したもの。制作したデザイナーの成瀬慧は「アイコンとしてのチャップリンと、一人の人間としてのチャップリンが同時に浮き上がるような印象で、このドキュメンタリー映画の入り口になってもらえたらと思います」と語っている。

KADOKAWAが配給する特集企画「チャールズ・チャップリン監督作セレクション」では、ドキュメンタリーに登場する「街の灯」「黄金狂時代」「ライムライト」「ニューヨークの王様」などの長編10作品に加え、短編作品もラインナップ。東京・角川シネマ有楽町ほか全国の劇場で順次上映される。スケジュールや上映作品の詳細は劇場ページや作品の公式SNSで追って発表される予定だ。

「チャップリン」は12月19日より角川シネマ有楽町ほか全国で順次公開。

チャールズ・チャップリン監督作セレクション

東京都 角川シネマ有楽町
<上映作品>
「街の灯」
黄金狂時代(サイレント・4K修復版)
「ライムライト」
「ニューヨークの王様」ほか

成瀬慧 コメント

チャップリン像を現代的なイメージで甦らせたいと思いました。彼の人生とその周縁を一つのキャンバスに凝縮し、彼の内面に静かに迫るように。全体としてはアイコンとしてのチャップリンと、一人の人間としてのチャップリンが同時に浮き上がるような印象で、このドキュメンタリー映画の入り口になってもらえたらと思います。

この記事の画像・動画(全13件)

©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024 Charlie Chaplin™ ©Bubbles Incorporated S

映画「チャップリン」予告編

読者の反応

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Takeman @takeman75

あ!前にイベントで1日だけ上映された『黄金狂時代』4K修正版もやるのか。それは観たい。 https://t.co/zUWK9xYFIv

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