チャップリン自らが脚本、制作、監督、主演を担った本作は、ゴールドラッシュ時代のアラスカを舞台に、放浪紳士チャーリーの一攫千金の夢と恋を描いたスラップスティックコメディ。彼の作品の中で、最高傑作と称される1本だ。
1925年6月26日に米ロサンゼルスのグローマンズ・エジプシャン・シアターで初上映され、1942年にチャップリン自身の手で、音声効果、音楽、ナレーションを収録したトーキー版が再制作された。以降、トーキー版が決定版として上映・放送されてきたが、初上映からちょうど100周年を迎える今回は4K修復されたサイレント版がスクリーンへかけられる。スコアの復元、編曲をアメリカの指揮者・作曲家であるティモシー・ブロックが担当。第78回カンヌ国際映画祭のカンヌ・クラシックス部門に正式出品され、プレオープニング枠で世界初上映された。
日本の上映劇場は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、大阪・テアトル梅田、京都・アップリンク京都、愛知・伏見ミリオン、福岡・KBCシネマ、北海道・シアターキノの6館。来場者には、数量限定の特別ポストカードが贈られる。またテアトル梅田、アップリンク京都では日本チャップリン協会会長・大野裕之によるトークイベントが行われる予定だ。上映スケジュールなどの詳細は各劇場の公式サイトで確認してほしい。
流星キック @ryuuseikick
「黄金狂時代」は寒さと飢え死にしそうな崖上の山小屋シーンがインパクトあるけど、けっこう町に降りてからのシーンも長いんだよね https://t.co/AkSnKBFfgP