ヨアキム・トリアー新作「センチメンタル・バリュー」公開日決定、親子捉えた特報解禁

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第78回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門グランプリ受賞作「センチメンタル・バリュー」の全国公開日が2026年2月20日に決定。監督は「わたしは最悪。」のヨアキム・トリアーが務め、キャストにはレナーテ・レインスヴェステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニングが名を連ねた。

「センチメンタル・バリュー」ポスタービジュアル

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同作は、愛憎入り混じる親子のしがらみが描かれる家族ドラマ。ノルウェーのオスロで姉ノーラは俳優として活躍し、妹アグネスは夫・息子と穏やかに暮らしていた。ある日ノーラの前に、幼い頃に家族を捨てて以来長らく音信不通だった映画監督の父グスタヴが現れる。そして彼は、15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演を娘に依頼する。怒りと失望をいまだ抱えるノーラはその申し出をきっぱりと拒絶。彼女はほどなくして、アメリカの人気若手スターであるレイチェルが自分の代役として抜擢され、さらに撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知ることに。ノーラの心には再び抑えきれない感情が芽生えていく。

「センチメンタル・バリュー」場面写真

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レインスヴェがノーラを演じ、スカルスガルドがグスタヴ、リッレオースがアグネス、ファニングがレイチェルに扮した。脚本はトリアー、エスキル・フォクトが執筆。カンヌ国際映画祭で19分間のスタンディングオベーションが巻き起こした本作は、本年度アカデミー賞のノルウェー代表作品に選出された。現在北米ではNEON配給でニューヨークとロサンゼルスの4館にて限定公開されているが、非英語圏映画としては歴代トップ10に入るほどの好成績を収めている。

YouTubeでは特報が公開中。 映像はグスタヴが「お前は人生最高の宝だ」と語りかけ、ノーラが「なのに捨てたの?」と切り返すシーンから始まる。アグネス、レイチェルの姿も捉えられた。

「センチメンタル・バリュー」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。配給は、先日ローンチが発表されたギャガ新設のアートハウス映画レーベル「NOROSHI」が行う。

映画「センチメンタル・バリュー」特報

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ヨアキム・トリアー新作「センチメンタル・バリュー」公開日決定、愛憎入り混じる親子のしがらみが描かれる家族ドラマ

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