「異物」シリーズなどで知られる
本作は、“人間椅子”の制作過程を描く物語。一ノ瀬が、椅子職人と冷酷非道なシリアルキラーの2つの顔を持つ九条新介を演じ、椅子バイヤーの加藤夏子役で
宇賀那は「沢山の方に楽しんでいただけ…る映画ではないのかもしれないのですが、それでもごく一部の誰かに深く刺さり、それが少しでも拡がっていきますように!」とコメント。プロデューサーの鈴木祐介は「宇賀那健一さんとはこれまで数多くの作品を共にしてきましたが、本作はその中でも特に異質で、映画を作り始めた頃の衝動を形にした作品です」、一ノ瀬は「不完全な椅子と不完全な人間たちをぜひご覧ください!」とつづっている。
なお本作は第16回スラッシュ・ファンタスティック映画祭でワールドプレミア。第25回高雄映画祭にて組まれる宇賀那の特集上映「UGANA Kenichi: 3+1」でも上映される。YouTubeではティザー映像が公開中だ。
※「インコンプリート・チェアーズ」はR18+指定作品
映画「インコンプリート・チェアーズ」ティザー映像
宇賀那健一 コメント
人間で椅子を作る映画を作りました。ここ数年SNSを見ていて色々思うことがあり、その想いをこの映画にぶつけました。そして、映画音楽は昨年モントリオールの映画祭で出会ったベルギーのバンド、Pornographie Exclusiveにお願いしました。彼らの音楽も本当にカッコ良いのでそこも注目してもらえたら嬉しいです。沢山の方に楽しんでいただけ…る映画ではないのかもしれないのですが、それでもごく一部の誰かに深く刺さり、それが少しでも拡がっていきますように!
鈴木祐介 コメント
R18・スラッシャームービー「Incomplete Chairs」は、人体を椅子にするという衝撃的な発想から生まれた日本発の異色作です。各国のファンタ系映画祭に多数ノミネートされ、世界を騒然とさせています。監督の宇賀那健一さんとはこれまで数多くの作品を共にしてきましたが、本作はその中でも特に異質で、映画を作り始めた頃の衝動を形にした作品です。映画制作に携わる人なら一度は挑戦したいと思う企画を、ついに現実にできました。ぜひ劇場で体感してください。
一ノ瀬竜 コメント
初めて脚本を読んだ時、これを映像にしたらどうなるんだろうというワクワク感が込み上げたのを覚えています。
僕が演じた九条という男は、自分にとっての正義を理由に他人を傷つける、とても自分勝手で残忍な男です。しかし同時にとても人間らしいなと思い、リアルな人間としてその世界に存在できるよう意識して演じました。
人間で椅子を作るという最高に尖った映画です。
不完全な椅子と不完全な人間たちをぜひご覧ください!
みなさんに楽しんでいただけたら幸いです!
おおとも ひさし @tekuriha
宇賀那健一の監督作が公開、一ノ瀬竜主演で“人間椅子”の制作過程を描く - https://t.co/Cd3CL472DF