2025年度後期の連続テレビ小説「
本作は没落士族の娘・小泉セツをモデルにした物語。島根で生まれ育った主人公の松野トキが、外国人の英語教師ヘブンと出会い、怪しい話好きという共通点から心を通わせていくさまが描かれる。髙石がトキ、バストウがラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにしたヘブンに扮した。吉沢はトキとヘブンの人生に大きな影響を与える松江中学の英語教師・錦織友一役、岡部と池脇はそれぞれトキの父・司之介と母・フミ役で参加する。
初めに橋爪が「今まで(の連続テレビ小説)とは違うテイストもあると思いますが、素晴らしい出演者・スタッフとともに、自信を持ってお届けできるようがんばっています。大変なこともあるけど楽しいこともある、ちょっとほっこりできる、そんな朝の時間を提供できたらと思っています」と挨拶。続いて髙石は「まずスタッフ・キャストの皆さんがこの作品のことをすごく好きで、こだわりを持って撮影を楽しんでできていることがうれしいです。第1週分を観たときに、その部分がすごくあふれ出しているように感じましたし、観てくださる方にも伝わればいいなと思っています」とコメントする。
バストウは「長い間日本語を勉強してきて、日本語が大好きです。素晴らしい作品に出ることができてありがたいです」、吉沢は「苦しいことも起こりますが、温かさや人の優しさをしっかり持っている作品です。笑えるし、心温まるドラマになっていると思います」と述べる。ハンバート ハンバートによる主題歌「笑ったり転んだり」に言及した岡部は「特に第1週目のストーリーに主題歌がぴったりと合っていて。ちょっと悲しげで寂しげで、でも希望のある歌。本当に感動しました。いい音楽を作っていただいた」と感謝を伝える。また池脇が「(「サザエさん」の)フネさんみたいに、穏やかで朗らかで、家族を支える床のような人を演じられたらと思っていました」と役作りを語ると、岡部も「一緒! 僕は波平をイメージしていましたから」と笑いながら話した。
「朝ドラに出演するということは、俳優としてどんな気持ちでしょうか?」と聞かれた髙石は「小さい頃から朝ドラのヒロインになることが一番の夢でした。今日ここにいることも本当に幸せです。私にとって朝ドラは夢で、これからも夢であり続けるのだと思います」と笑顔で答える。また「脚本担当の
同じく脚本について触れたバストウは「コメディとドラマのバランスがよく、登場人物も美しく描かれています。日本語学習者としては出雲弁だらけで大変ですが(笑)、毎日取り組んでいます」とコメント。吉沢も「ちょっとしたことがすごく面白く描かれていて、スキップを取り上げるだけの回もあるんです。それは楽しみにしていてほしい。誰もが日常で感じるささいなことで、ドラマとして成立させているのがすごいですね」と期待を煽る。
本作のコピーである「この世はうらめしい。けど、すばらしい。」にちなみ、「撮影時の“うらめしい”エピソードは?」という質問も。髙石は「岡部さんがうらめしいです(笑)。テスト撮影と本番で違うことをしたり、カメラに映っていないところから私を笑わせようとしたり。真剣なシーンでも笑わせようとしてくるのでうらめしいですね」とチクリ。池脇も「岡部さんのがうつって、カットが掛かるまでに台本とは関係ないことを何かやらないとと思ってしまうんです」とほほえむと、岡部は「みんな当初からわりとテストと本番で違うことをするので、ある種チームワークができているのでは。それは、うらめしいけど素晴らしいことですね」と和気あいあいとした撮影の雰囲気を語った。
2025年度後期 第113作 連続テレビ小説「ばけばけ」放送情報
放送局・放送日時
2025年9月29日(月)放送スタート
NHK総合 毎週月曜~土曜 8:00~ / 12:45~(再放送)※土曜は1週間の振り返り
NHK BS、NHK BSプレミアム4K 毎週月曜~金曜 7:30~
スタッフ・キャスト
作:ふじきみつ彦
出演:高石あかり / トミー・バストウ / 吉沢亮 ほか
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋 / 鈴木航 / 田中陽児 / 川野秀昭
演出:村橋直樹 / 泉並敬眞 / 松岡一史 / 小林直毅 / 小島東洋
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
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